「ダッジ・ダート」とクライスラー「200」が生産終了へ
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フィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネCEOは27日(現地時間)、同社の5カ年計画に加えた変更の概要を説明し、今後「ダッジ・ダート」と「クライスラー 200」という2車種のセダンの生産を終了することを発表した。同社は投資家へのプレゼンテーションの中で、「市場は、トラックやSUVへとシフトしており、この需要の変化は一時的なものではないと考えている」としている。FCAはできる限り早く、この変化に対応したい考えだ。

クライスラー 200とダッジ・ダートを廃止することで、これらのセダンが生産されていた米国ミシガン州スターリング・ハイツやイリノイ州ベルビディアの工場では、「ジープ」や「ラム」をより多く生産できるようになる。スターリング・ハイツ工場ではラム「1500」、ベルビディア工場では「ジープ・チェロキー」の生産に集中できるよう、同社が200とダートの生産をメキシコへ移すことを計画をしていたのは以前にも報じられていた。また、チェロキーの生産を現在のオハイオ州トレドの工場からベルビディアへ移すことで、「ラングラー」の生産量を増やすこともできる。

FCAが今後クロスオーバーとトラックに注力したいという今回の見直しは、驚くべきことではない。例えば2015年12月の販売台数を見ると、ダッジ・ダートクライスラー 200を合計しても1万5,310台であるのに対し、ダートや200とプラットフォームを共有するジープ・チェロキーは、2万4,049台も売れているのだ。

ダートと200は発売当初から問題を抱えていた。マルキオンネ氏は近年、米消費者情報誌『コンシューマーレポート』でクライスラー 200が「推奨」の評価を得られなかったことについてデザイナーを批判している。ダッジ・ダートもまた同誌の信頼度調査で最も低い評価を受けたモデルの1つだった


By Steven J. Ewing
翻訳:日本映像翻訳アカデミー