東京オートサロン 2016」では、学生たちが授業で製作したカスタマイズカーが多数出品されている。

救急車にはカッコよさは求められてはいないが、そんな常識を覆す、ちょっとカッコいい救急車が出展されていたのでご紹介しよう。

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このE24型日産キャラバン」をベースとした「DANGER AMBULANCE」は、国際情報工科大学校の学生が手掛けたカスタマイズカーだ。

​ベース車両の走行抵抗を極限まで無くすため、ルーフを10インチチョップしてあるという。全長、全幅は変更せず、全高のみが低くなるだけで、まったくシルエットが違ってバンの野暮ったさが払拭されてしまうのが興味深い。


リアは搬送用ベットもスタイリッシュに仕上げられている。天井が低すぎて救急車としての実用性は低そうだが、見た目は面白い。


こちらが、ベース車両の1988年式のE24キャラバン。30年近く前の車両なので、最近ではこの型のキャラバンを見かけることも少なくなってきた。

このような古いクルマが、新しいカスタマイズで新しい魅力を持った車両となって復活するのもカスタマイズの醍醐味だろう。


このキャラバンはスタイルだけではなく、足回りやエンジンなどもカスタマイズされている。

ちょっともったいない気もするが、写真のS14「シルビア」の足回りをメンバーごと移植、エアサスも装着、さらに、エンジンはSR20DETが搭載されており、走行性能もキャラバンから激変している。


出展車両は走行は可能ということだが、ルーフが低くなって室内高が低いため、かなり前かがみの運転姿勢が強いられるとのことだ。また、エンジンは車室内にむき出しで音もかなりうるさいらしい。

学生たちによって数か月かけて作り上げられた「DANGER AMBULANCE」は、残念ながら実用性は低いものの、製作することで様々な技術を学ぶのに役立ったに違いない。

今後、手掛けた学生たちが社会人になって、これらの技術を使って魅力あるカスタマイズカーを生み出していくことを期待したい。