NYのタクシー・ドライバーは車いす仕様のタクシーを135万円で購入可能に!
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ハマーの製造元として知られるAMゼネラル社は、ニューヨークのタクシー・ドライバーが車いす仕様のタクシーを購入しやすいようにするためのサポートを行っている。同社とニューヨーク市が支給する助成金によって、新型「MV-1エンパイア・タクシー」がたったの1万1,200ドル(約135万円)で買えるのだ。

障がい者のための可動機能は、量産されているクルマに後付けするのが一般的だが、AMゼネラル社がデザインしたこのMV-1は、最初から車いす使用者のために作られたモデルだ。AMゼネラルの子会社で、MV-1の開発・生産を手がけるMobility Ventures LLC社は、2012年のNY国際オートショーで公開したイエローキャブ仕様のMV-1を「MV-1 エンパイア・タクシー」として発売しようとしている。同社が発表した価格は、控えめに言ってもかなり競争力がある。

Mobility Venturesはこの車いす仕様のタクシーを1台あたり3万3,000ドル(約400万円)で販売するが、ニューヨーク・タクシー・リムジン協会が車いす仕様のタクシー購入に支給する助成金、1万4000ドル(約170万円)を受ければ1万9,000ドル(約230万円)で購入が可能になる。もちろん同協会はこの助成金を、すべての車いす仕様車の購入に適用しているが、既存のバンを車いす仕様に改造する場合、その費用だけで約1~2万ドル(約120万~240万円)にもなる。例えば、日産の「NV200 タクシー」なら、車両価格が3万ドル弱(約360万円弱)として、改造費用で1万ドル(約120万円)以上が上乗せされるため、かなり高額になるとMobility Venturesは言う。

1万9,000ドルでもまだNYのタクシードライバーが購入するには高いというなら、同社と協会には更なる助成金の用意がある。それは、車いすの客を乗せるごとに、市が50セント(約60円)をドライバーに支払うというものだ。50セントと聞くと少ないように感じるかもしれないが、ちりも積もれば山となるものだ。さらにMobility Venturesは、MV-1エンパイア・タクシーを購入してくれた最初の25人に、年間7,800ドル(約90万円)の助成金を支給するという。これを差し引くと、最終的には1万1,200ドル(約135万円)でこの新車のエンパイア・タクシーを購入できることになる。Mobility Venturesは、この助成金制度を他の都市でも実施しようと考えており、現在ワシントンでDCタクシー協会と交渉を行っている。さらに詳しく知りたい方はプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー