FCAのマルキオンネCEO、次期型ヴァイパーが登場する「可能性はある」と発言
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次期型ダッジ「ヴァイパー」が開発される可能性は昨年すでに閉ざされたと思われていた。しかし、FCA(フィアットクライスラー・オートモービルズ)のCEO、セルジオ・マルキオンネ氏が、2016年北米国際オートショーのプレス・カンファレンスで、再びその可能性の扉を開いた。同氏はFCAの製品でZDプラットフォームを使用するモデルがヴァイパーしかないことが「合理的とは思えない」とし、「ブランドの新プラットフォームによる開発が進めば、次期型ヴァイパーが誕生する可能性はある」と述べた。

自動車情報メディア『Automobile』によれば、FCAではアルファ ロメオダッジに汎用性の高い後輪駆動および全輪駆動用のプラットフォーム「ジョルジオ」を使用するという。このプラットフォームがアルファ ロメオ「ジュリア」(BMW「5シリーズ」のライバル)や、次期ダッジ「チャレンジャー」と「チャージャー」、復活が噂されている「バラクーダ」だけでなく、次期型ヴァイパーにも採用される可能性がある。だが、『Automobile』は「このプラットフォームによって、現在のトラック用エンジンに出自を持つV10は間違いなく廃止される」と報じているので、何か違う種類のヴァイパーの話なのかもしれない。V10エンジンではないヴァイパーなんて、もはやヴァイパーとは言えないではないか。とはいえ、今後の動向には注意する必要がありそうだ。

昨年行われたFCAと全米自動車労働組合(UAW)との間の新たな労働協約に向けた契約交渉の際に明らかになったことだが、ヴァイパーの生産拠点であるコーナーアベニュー工場には、2017年モデルのヴァイパーが生産終了した後、新たに製造するモデルが一切割り当てられていないということだ。このことからも、現在のヴァイパーを最後に、アメリカが誇るスポーツカー25年にわたる歴史にいったん終止符が打たれることは予想できる。

新たなヴァイパーの登場までどれくらい待たなければならないのかは分からない。マルキオンネ氏は具体的な時期を決めていないようだが、現行モデルの生産終了後すぐに新型ヴァイパーが出ないことは認めている。FCAは2018年までに負債をゼロにすると明言しており、まずはアルファ ロメオの経営を立て直し、ジョルジオ・プラットフォームをベースにした新モデルを送り出すことに力を入れているようだ。




By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー