ボルボ、全世界1万人を対象に自動運転車についての意識調査を実施
ボルボは最近、世界中の1万人を対象に自動運転車テクノロジーに関するアンケートを実施した。その結果、完全な自動運転車が実現しても、消費者はステアリング・ホイールと、さらに大事なことに、それを操作する資格を欲しているということが分かった。

このスウェーデンの自動車メーカーによると、92%の回答者が、どんな時でもドライバーが自動運転車を操作できることが望ましいと答えている。これはつまり、自動運転の普及によって交通が安全になるということを、期待を寄せつつも懐疑的な世間に納得してもらうためには、ボルボがイェーテボリから送り出す自動運転車にステアリング・ホイールとペダルが必要になるということを意味している。

ボルボが今年のLAオートショーで発表した最新のインテリア・コンセプト「コンセプト26」は格納式のステアリングコラムを提案しており、使用しない時は収納され、必要になれば引き出すことができる。また運転席は、運転者が車内で何をして過ごすかに応じて3つのモードに切り替えが可能だ。しかし、これでは緊急時に運転者がステアリングを握ろうとしても時間が掛かるため、人々は安心して機械に操縦を任せようという気になれないかもしれない。この問題は少なくとも自動運転車が軌道に乗るまでの初期には議論を呼ぶことになるだろう。この他にもボルボは、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソンと共同で、運転をしていない時も運転者がエンターテインメントを楽しめる高画質ストリーミング技術の開発をラスベガスで開催されたCESで発表している。

アンケートの結果によると、88%の回答者が自動運転車は「人が運転したいという気持ちを尊重」すべきだと答え、一方で78%の回答者が自動運転車は彼らの通勤に費やす時間を改善すると答えた。また90%の回答者が、自動運転車も人間が受けるのと同じ運転技能試験に合格すべきとしている。そして81%の回答者は、自動運転車が事故を起こした場合、乗員ではなく自動車メーカーが責任を取るべきだと考えている。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー