フェラーリの米国向け特別限定モデル「F60アメリカ」の第1号車が遂に納車
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今週のパームビーチには、やけに嬉しそうにしている人物がいたはずだ。きっとその人は、フェラーリF60アメリカ」の第1号車を受け取ったばかりに違いない。

これを読んでいる方が、F60アメリカの事を覚えていなかったとしても仕方ない。フェラーリがこの限定車をカリフォルニア州ロサンゼルスのビバリーヒルズで発表したのは2014年10月のことで、それから1年以上も経っているのだ。その名前から「F40」や「F50」の後継モデルを想像するかもしれないが(すでにその役目は「エンツォ」や「ラ フェラーリ」に譲られている)、フェラーリ社の創立ではなく、米国進出60周年を記念して「F12ベルリネッタ」をベースに製作された特別仕様車だ。

ユニークなオープントップのボディに、米国のフェラーリ公認レーシング・チーム、NART(ノース・アメリカン・レーシング・チーム)をモチーフにした、(直球のレトロとまではいかないものの)どこか懐かしいブルーとホワイトのカラーリングが施されている。エンジンはベース車と同じ最高出力740psの6.3リッターV型12気筒を搭載。同様にこれまで限定生産された「550バルケッタ」や「575スーパーアメリカ」、「599SAアペルタ」といったフロント・エンジンのV12ロードスターの後継として相応しいと言えるだろう。

生産台数はわずか10台のみで、全て米国の顧客に販売される。250万ドル(約3億円)という驚きの価格にも拘わらず、一般公開前には既に完売していたそうだ。今週の月曜、第25回パームビーチ・キャバリーノ・クラシックにおいて、米国有数のフェラーリ・コレクターやファンを前に、遂にその第1号車が待ち焦がれていたオーナーのもとに納車された。ぜひ、ギャラリーの写真でこの希少種の跳ね馬をチェックしていただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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