BMW製クロスオーバーの好調は今年も継続か
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BMWは、"究極のクロスオーバー販売マシン"のような存在になりつつある(日本版編集部注:BMWが米国で使用していたキャッチコピー「究極のドライビング・マシン」に掛けています)。2015年の米国におけるBMWの売上げは3分の1以上がクロスオーバーであったが、今年は販売台数の40%がこの手の多目的用途車になるとBMWでは見込んでいるという。さらに、BMWノース・アメリカのCEO兼社長のLudwig Willisch氏は、「X7」が米国市場に進出すればさらに売上げが急増すると語っている。また、同社は中国市場の減速が収益に影響すると警告を発していた自動車メーカーの1つではあったが、同氏によれば、2015年の第3四半期までの間、世界のどの主要な市場においても「X1」、「X3」、「X5」の供給が需要に追い付かなかったとも述べているのだ。

既に改善策は講じている。米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場の拡張だ。年内に同工場の拡張が完成すれば、以前に比べて生産台数は29%増しとなり、年間の生産能力は35万台から45万台に増える見通しだ。現在、スパータンバーグ工場では、「X3」、「X4」、「X5」が生産されている。

BMWが2015年に米国で記録的な売り上げを記録し、多くの利益を計上するだろうということは、多くの事象からほぼ間違いないと推測できる。米国の自動車市場情報サイト『TrueCar』の予測によると、昨年の米国における小型自動車の販売台数は1,750万台で、2014年に比べ6.1%増だという。さらにBMWは師走の重大な12月の決算を計上後にラグジュアリー部門の売上げ1位の座も取ることが出来るだろう。この記録的販売にはインセンティブの効果が大きかったようだ。2014年からごくわずかに増えただけだが、同社はライバルのメルセデス・ベンツレクサスよりもインセンティブの支払いの額が少し多かった。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー