【レポート】韓国、フォルクスワーゲン幹部を刑事告発へ
韓国はフォルクスワーゲン(VW)排出ガス不正問題において、同社のリコール計画を却下し、刑事告発を行う構えを見せていると、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が伝えている。

同紙に掲載された記事によると、韓国の環境相は「今月初旬にVWから提出されたリコール計画は不十分であり、重要な情報が欠けているため、受け入れることはできない」と語っている。また韓国紙『聯合ニュース』は、VWのリコール計画が十分でなければ刑事告発をする可能性があることを今月初めに大臣が示唆したと報道しており、告発の実現性は高まっている。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』によれば、韓国はすでにVWに対し、12万5,000台のリコールを命じ、1,230万ドル(約14億円)の罰金を科した。これは多くの国が行っていることだが、同社もしくは同社の社員に対し刑事責任を問うとなると、初めての国ということになる。また、アメリカを含むいくつかの国も、刑事告発の可能性を模索している。

刑事告発は、現地法人アウディ・フォルクスワーゲン・コリアと同社のマネジングディレクター、ヨハネス・タモ氏に対し行われるとみられている。実際にどのような罪で告発されるかについては明らかになっていないが『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、タモ氏が最大5年の禁錮刑と最大3,000万ウォン(約300万円)の罰金に直面する可能性があると報じている。これに対してVWの韓国法人は、「排出ガス問題解決に向け全力で対応している」とし、韓国内での排出ガスと燃費不正問題解決への提案として韓国政府に「さらなる説明を行う」という立場を示している。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー