ポルシェ、次世代「911」にプラグイン・ハイブリッドを設定?
英国の自動車専門サイト『Auto Express』によるとプラグイン・ハイブリッドの「ポルシェ「911」が開発段階にあり、次世代型の発表と同時に設定される見込みだという。この情報は、米国デトロイトで開催された北米国際自動車ショーで、Auto Expressがポルシェ911シリーズのディレクター、Dr.エアハルト・メスレ氏を取材した際に明らかになったようだ。ポルシェは同社を象徴する911の次世代モデルに向けて「さまざまな解決策に取り組んでいる」そうで、「もちろん、911のプラグインモデルに向けて議論を進めているが、搭載するパーツや他にも解決すべきことはたくさんある。しかし、次世代モデルでプラグインモデルが設定されることは確かだろう」とメスレ氏は語ったという。そして「911なら、パフォーマンス重視のプラグインハイブリッドカーになるだろう」と述べたそうだ。

昨年の夏、「911カレラ」に新型ツインターボエンジンが導入されたことを考えると、次期パワートレインの革新には少なくともあと4年はかかると予想される。メスレ氏によると、いずれにせよ911のプラグインハイブリッドはスポーティな性格を残し、また水平対向6気筒エンジンも引き続き採用することで、4気筒になる「718」(ケイマンボクスター)より高級なイメージを備え、これまで通り排出ガス規制にも対応できるという。

メスレ氏は、「ミッションEコンセプト」の市販モデルはたまたま電動パワートレインを採用したスポーツカーになるだろうと、ポルシェの取締役会会長オリバー・ブルーメ氏が北米国際自動車ショーで発言した内容を繰り返した。実のところ、既に同社は2009年に911の電気自動車をオープンに検討したことがある。その当時も、注意すべきはポルシェらしい性能とある程度の航続距離を備えることだと話している。

2014年5月に同社は最高出力700hpを発揮する「911ターボSハイブリッド」の開発案を出したものの、同年10月には911ハイブリッドの計画は頓挫したと報じられていた。しかし、最初の報告から1年が経過した頃、911ハイブリッドの開発は再スタートし、その半年前に廃案となったとみられていたEハイブリッド・システムが導入されることになった。2015年11月には仮の充電用ポートを備えた911のテスト走行が目撃されている。ミッションEの性能や、フォルクスワーゲングループの研究開発がパフォーマンス重視のハイブリッドに舵をとっていることを考えると、電気モーターを搭載する911の登場は時間の問題と思われる。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー