【北米国際自動車ショー2016】Kymetaと共同開発した平面型衛星アンテナを搭載するトヨタ「MIRAI」
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コネクテッド・カーは、現状よりもっと強く"つながる"必要がある。つまり、時と場所によって接続が途切れたりせず、大量のデータを高速で送受信できるようになることが求められている。だから、トヨタが燃料電池車「MIRAI」をベースに開発した新しい実験車には、そのための技術が導入されているのだ。それがこの衛星通信が可能な平面アンテナだ。

この特別なMIRAIに搭載されているのは、トヨタが「平面型アンテナ技術における世界的なリーダー」と呼ぶ、米国ワシントン州に拠点を置くKymeta社が持つ新しい衛星通信技術だ。これらの新開発アンテナと人工衛星がつながることで、大量のデータをクルマに配信することができ、自然災害のような緊急時でも、より安全で安定したデータ通信を確保できるという。トヨタは、Kymeta社の車載用のアンテナを開発・試験できる独占権を得ているが、Kymeta社はパナソニックとも提携しており、そちらでは船舶向けにアンテナの開発を行う模様だ。



トヨタの目標は「車載通信機(データ・コミュニケーション・モジュール)」の搭載率を高め、未来のクルマの通信能力をより発達させることだ。トヨタの専務役員である友山茂樹氏は、「トヨタは何年にもわたり、世界中の様々な企業を訪問するなど、新しい技術を探してきた。中でもKymeta社の平面型アンテナは、自動車に衛星通信技術を搭載する難しさを解決する可能性を秘めている」とコメントしている。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー