マクラーレンとJVCケンウッドが共同製作した「675LT」のコンセプトカー、CESで発表
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マクラーレンと日本の大手AV機器メーカー、JVCケンウッドはF1における約四半世紀に渡る協力関係から作り上げた技術的コンセプトカーを、今年のCES(国際家電ショー)で発表した。限定発売モデル「675LT」をベースに、ドライバーの視線上に重要な情報を映し出すヘッドアップ・ディスプレイを始め、接近してくるクルマを検知するADAS(アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム)など、様々な最新技術が搭載されている。

これらのシステムに合わせ、マクラーレンはステアリング・ホイールを「P1 GTR」の物に変更。IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)やDRS(ドラッグ・リダクション・システム)のボタンを、ヘッドアップ・ディスプレイのコントロール用に置き換えた。また、ミラーを全て取り払い、代わりにデジタルカメラが装備されている。両側のドアに搭載されたエアロダイナミック・デジタルカメラがサイドミラーの役目を果たし、室内のデジタル・バックミラーにはエアブレーキにもなるリア・ウィングの下に設置されたカメラの映像が反映される。サイドのエアロダイナミック・デジタルカメラは軽量化と空気抵抗低減をもたらすだけでなく、これ自体がウイングとなりダウンフォースを発生するという。デジタル・バックミラーは3台のカメラが捉えた映像を合成することで広範囲な後方視界が確保できる。ただし、公道での使用が認められるかどうかは別の話だ。



このワンオフのコンセプトカーには、この他にも内外装に特別な仕様が施されている。オニキス・ブラックで塗られたボディには、JVCケンウッドをイメージしたシルバーのレーシングストライプが入り、インテリアはナッパレザーとテクニカルファブリックが組み合わされている。主要な操作はステアリング・ホイールに集約され、計器類はヘッドアップ・ディスプレイに統合。エアコンは675LTのレス・オプションによって装備せず、さらにセンターコンソールとメーター・パネルもなくしてしまった。そのため、コックピットはより広々とした空間となり、非常にクールなクルマに仕上がっている。とはいえ、日本の素晴らしい最新技術を追加するまでもなく、675LTはクーペもスパイダーもすでに完売しているのだが。詳細はJVCケンウッドのプレスリリース(日本語)またはマクラーレンのプレスリリース(英語)でご確認いただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー