チップ・ガナッシ、新型「フォードGT」でル・マンに参戦する4名のドライバーを発表
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フォードが新型「フォードGT」のレース仕様車を初めて公開したときから、モータースポーツ・ファンの皆さんは、このモンスターをドライブする権利が誰に与えられるのだろうと気になっていたに違いない。ついにそれが明らかになった。フォードとそのパートナーのチップ・ガナッシ・レーシング・チームは、ル・マン24時間レースと2016年FIA世界耐久選手権の各レースに出場するドライバーのラインナップを発表した。

選ばれた4人の才能あるドライバーが、トップ・レベルの選手権で2台のフォードGTのステアリングを託される。まず一人目はマリーノ・フランキッティ選手。インディカー・シリーズで4度のシリーズ・チャンピオンを獲得したダリオ・フランキッティ選手の弟だ。自身も熟練ドライバーであるマリーノは、ガナッシで2014年のセブリング12時間レースを制しており、このレースの総合優勝はフォードにとって1969年以来の快挙となった。

そして、耐久レースのベテラン・ドライバーであるドイツ出身のステファン・ミュッケ選手は、アストンマーティンでル・マンで3回表彰台に上り、WECでは6勝を挙げている。彼はドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)でも活躍しており、自身のレーシング・チームさえ持っている(大いに成功しているとは言えないが)。

フランス人のオリビエ・プラ選手は、LMP2クラスで活躍する経験豊富なエキスパートで、昨年のル・マン24時間レースでは不運な結果に終わった「ニッサン GT-R LM NISMO」23号車のドライバーを務めていた。また、フォーミュラのGP2シリーズでも2005年に2勝を挙げたことがある。

4人目のアンディ・プリオール選手は、2004年にヨーロッパ・ツーリングカー選手権(ETCC)のチャンピオン・タイトルを獲得、翌2005年からは3年連続で世界ツーリングカー選手権(WTCC)のチャンピオンに輝いている。彼は13年間も所属していたBMWを最近去っており、チップ・ガナッシから今月のデイトナ24時間レースにフォードのエコブースト・エンジンを搭載したプロトタイプで参戦する予定だ。

1カ月ほど前には、フォードGTで「IMSA ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ、USCC)」に出場する選手が既に発表されている。全てが計画通りにいけば、アメリカでレースをする2台と今回発表された2台が合流し、ル・マンのLM GTEクラスにこの4台で参戦する予定だ。フォードがサルト・サーキットに戻ってくるのは約半世紀ぶりのこと。ちょうど50年前の初優勝した1966年には表彰台を独占し、1967年には連覇を遂げている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー