パガーニ、今年発表するハードコアな「ウアイラ BC」のティーザー画像を公開
パガーニが、また何やら魅力的なマシンを準備しているようだ。公式Facebookページで、我々が知っているスーパーカーウアイラ」のハードコア・バージョンと思われるティーザー画像を公開したのだ。「ウアイラ BC」のハッシュタグを掲げたこのクルマは、パガーニの本拠地モデナから1時間ちょっと走ったところにある、イタリア北部のサン・マルティーノ・デル・ラーゴ・サーキットで数カ月前に目撃されたプロトタイプとよく似ている。大きめのリアウィングに、すっきりとしたスプリットスポークのアロイホイール、幾何学模様のカモフラージュ柄をまとっている所まで同じだ。だが、何よりも気になるのは、このボディの下にどんなポテンシャルを秘めているかだろう。

現行のウアイラに搭載されているパワーユニットは、メルセデスAMGの優れた技術者たちが手がけた6.0リッターV12ツインターボ・エンジンだ。最高出力730hp、最大トルク74.0kgmを発揮し、7速のシングルクラッチ式シーケンシャル・トランスミッションを介して後輪を駆動する。このトランスミッションが変更されるとは考えにくいが、現行モデルは最新のフェラーリ「F12 TdF」ランボルギーニ「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ(SV)」に後れを取っていることから、エンジンには多少のパワーアップが見込めるのではないだろうか。とはいえ、これは最高出力の数字のみを見た場合の話。このイタリアの暴れ馬たちはいずれも12気筒だが、フェラーリランボルギーニが自然吸気であるのに対しパガーニはターボチャージャーを搭載しており、トルクにおいては完全に他の2車を凌駕している。

エンジンルーム以外で、このウアイラ BCと標準モデル(随分前に完売したが)との違いが期待できるのは、装備を省略したキャビンと、より引き締まったサスペンションだろう。その過程の中で、価格が現行のウアイラの184万ドル(約2億円)より跳ね上がったとしても驚きはしない。なぜなら、スーパーカー市場の頂点でこれから登場するブガッティシロン」やケーニグセグの最新モデル「アゲーラRS」と戦うためには、改良によって究極のレベルに仕上げなければならないからだ。もちろん、ポルシェ「918スパイダー」マクラーレンP1」、フェラーリラ フェラーリ」にも圧倒的な差をつけなければならない。

パガーニが、Facebookにこのティーザー画像をアップしたのは大晦日のこと(日本時間では1月1日)。昨年2月に、同社のスポークスマンが我々に伝えていたプランになんとか間に合った形だ。もし、オラチオ・パガーニ氏率いる同社がまだそのプラン通りに計画を進行中であるならば、今年3月に開催されるジュネーブ・モーターショーではウアイラのロードスターが見られるはずである。となると、このハードコアなウアイラ BCの発表はその後、恐らく今秋のパリ・モーターショーになるだろう。今から待ち切れない思いだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー