ジャナレリー、軽量スポーツカー「デザイン-1」を今夏より約650万円で販売開始
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先日、「ジャナレリー・デザイン-1」と呼ばれる新型ロードスターのプロジェクトが発表されたとき、眉につばを付けつながらも、是非このまま市販化して欲しいと思った。そしてスペックが公表された今、我々はますます興味をそそられている。

その心臓部は3.5リッターの自然呼気V型6気筒DOHC24バルブ・エンジンで、最高出力304hp、最大トルク37.9kgmを発生するという。ボア × ストロークは95,5 mm × 81,4 mmというから、日産のVQ型エンジンがベースだろう。これをミドシップ・レイアウトに搭載し、6速MTとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを介して後輪を駆動する。サスペンションは4輪ともアジャスタブル・ダンパーを採用するダブルウィッシュボーン式。フロントに4ポット・キャリパーによって挟み込まれるベンチレートッド・ディスクブレーキ、リアには2ポット・キャリパーとソリッドディスクを装備する。16インチのアロイ製3ピース・ホイールには、前225/50R16、後245/45R16のトーヨータイヤ製「プロクセスR888」が装着される。

車体はミグ溶接されたスティール製チューブラー・フレームに、アルミニウム製パネルを組み合わせ、ステンレス製のロールオーバー・バーとサイド・プロテクションを備える。ボディ・パネルはファイバーグラス製またはカーボンファイバー製から選べるらしい。全長3,860mm × 全幅1,840mm × 全高1,080mmというサイズは、マツダ「MX-5」(日本名:「ロードスター」)、ロータスの「エリーゼ」や「エキシージ」、アルファロメオ「4C」と同じくらいになる予定だが、目標とする車両重量は710kgというから、それらの中でも最も軽くなりそうだ。動力性能は0-100km/h加速が4秒、最高速度220km/hになる見込みだとか。

最初の納車は2016年の夏になる予定で、カーボンファイバー製エアロキットやレザー内装パッケージ、エアロスクリーンなどを標準で装備した「2016 スペシャル・ローンチング・エディション」の予定価格は、約5万5,000ドル(約650万円)と発表されている(予約時に10%、生産開始時に40%、納車時に残りの50%を支払うシステム)。ポルシェの「ボクスター」と同等と考えると、魅力的に思われるかもしれない。アンソニー・ジャナレリー氏によるクラシックなデザインは、おそらくより多くの人の関心を引くだろう。これまでジャナレリー氏は、中東の自動車メーカーであるWモーターズの「ライカン・ハイパースポーツ」、「フェニア・スーパースポーツ」、そして同じく中東の自動車メーカー、ザローク・モータースの「サンドレーサー」のデザインも手掛けている。

ジャナレリー社は楽観的だ(あちらの人はみんなそうかもしれないが)。アンソニー・ジャナレリー氏は、我々の取材に対して「大きな反響があったことに驚き喜んでいる。すでに世界中の多くの人がこのクルマを購入したいと思ってくれているようだ」と回答している。同氏はまた、「米国と西ヨーロッパで成功する可能性は高いと思う。現在、各国でデザイン-1を保証してくれるよう、様々な提携企業と協議しているところだ。米国市場では、解決すべきことがいくつかあるからね」と語っている。どなたか日本の会社も、輸入代理権の獲得に名乗りを上げてみてはいかが? 詳しい情報は公式サイトをご覧いただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー