【ビデオ】フェラーリ・クラシケのレストアによって生まれ変わった「250 GT」
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クラシックなフェラーリを喜んでレストアしてくれる熟練工のいる工場は世界中にいくつもある。しかし、跳ね馬のヴィンテージ・モデルを所有する人の多くが愛車を預けるのは、やはりイタリア・マラネロ市にあるフェラーリ本社のレストア部門「フェラーリ・クラシケ」だ。そして、今回ご紹介するフェラーリ「250GT SWB ベルリネッタ・コンペティツィオーネ」も、同部門が手掛けた1台である。

この250GT SWBは、F1チーム「スクーデリア・フェラーリ」のドライバーだったドリノ・セラフィニが新車で購入したが、ほとんど乗ることなく、1964年にフランス人男性に売却。この人物は衝突事故を起こしてしまうのだが、ベルギー人のF1ドライバーでメカニックとしても優秀なルシアン・ビアンキがこれを買い取り、復活させたという。このときボディはダークブルーに塗り替えられ、インテリアもブラックで張り替えられた。その後、元F1ドライバーのジャック・ポレーが購入し、グレーに再び塗り直す。さらに1984年にベルギーの収集家の手に渡り、1992年には同国のナショナル・カラーとして知られるイエローで塗装された。長年にわたり何度も色を塗り替えられてきたが、現在この車両を所有するフェラーリ・コレクターはまた別のボディ・カラーにしたいと考えたのだった。

こうして昨年の3月に、この250GT SWBはフェラーリ・クラシケへ預けられ、同年の夏より14カ月の期間をかけてエンジンや、ボディワーク、サスペンション、ランニングギアを新車のような状態に修復。今回は1960年代後半に多くのフェラーリで見られたピニンファリーナ・グレーの外装に、ブラウンのインテリアという組み合わせが選ばれた。そして1年以上におよんだ作業もついに完了し、2015年11月末、オーナーは理想通りの姿となった跳ね馬と再会を果たした。それでは、美しくよみがえった250GT SWBをビデオでご覧いただこう。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー