2015年のオークションで高額落札価格が付けられたクルマ、トップ10を振り返る!
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さて、新年1本目の記事として選んだのは、初夢に見たい超弩級クラシックカー。2015年にオークションで高値が付けられたクルマ、トップ10をご紹介しよう。2015年は1,000万ドル(約12億円)以上もの価格で落札されたクルマが10台もあったのだ。その大半は相変わらず、跳ね馬エンブレムを付けたフェラーリで、実に上位5台を独占した。しかし、数台の英国製スポーツカーも健闘を見せ、そのうち1台はそれほど古くないクルマだった。また、非常に人気の高いドイツ製レースカーも1台ランクインした。これら高額落札車のほとんどはRMサザビーズとグッディング&カンパニーが主催したオークションが占め、ボナムズやバレットジャクソン、メカムの追随を許さなかったが、パリのオークションハウス、アールキュリアルが唯一トップ10に食い込んだ。早速ページをスクロールして、昨年のコレクターカー・オークションのハイライトを振り返っていただきたい。

第1位 1956年製フェラーリ「290MM」 2,805万ドル(約34億円)

2位以下に大差をつけて2015年の1位に輝いたのは、1956年製フェラーリ「290MM」。このシャシーナンバー0626の個体は、わずか4台しか製造されなかった290MMの1台で、伝説のドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオがミッレミリアに出場するために特別に製造された車両だ。RMサザビーズが先日ニューヨー クで開催したオークションに出品され、驚愕の2,805万ドル(約34億円)で落札された。この数字を上回る今までの記録はもう1台のフェラーリ、2014年のボナムズで3,800万ドル(約46億円)で落札された「250 GTO」と、こちらもファンジオが駆ったレースカー、2013年の同じくボナムズで2,960万ドル(約35億円)で落札されたメルセデス 「W196」しかない。つまり、昨年の最高落札価格を記録したこの290MMは、自動車オークション史上でも3番目に高い価格で落札されたのだ。


第2位 1961年製フェラーリ「250 GT SWB カリフォルニア」 1,850万ドル(約22億円)

この記事に掲載されている他の写真を見ても分かるように、オークションで高値が付くクルマは大抵できるだけ美しく磨き上げられているものだが、2015年のオークションで2番目に高額な落札価格を記録したのは、何十年分もの古色をまとったレストアされていない"発掘お宝モノ"だった。そのクルマは、58台もの他のクラシックカーと共にフランスの地方にある納屋で眠っていたまま、長い間忘れ去られていたバイヨン・コレクション1961年製フェラーリ「250 GT SWB カリフォルニア スパイダー」2015年2月にパリで開催されたアールキュリエルのオークションで、1,850万ドル(約22億円)という注目の高値で落札され、大変魅力的なカリフォルニア スパイダーを含むフェラーリ 250シリーズの最高落札価格を更新した。


第3位 1964年製フェラーリ「250LM」 1,760万ドル(約21億円)

RMサザビーズは、毎年モントレー・カーウィークに誰もが手に入れたいと思うようなクルマを必ず持ち込むが、昨年は史上最高規模のプライベート・コレクションを一挙に出品する『Pinnacle Portfolio』(頂上コレクション)と銘打ったオークションを開催した。そこには故ヨハネ・パウロ2世に贈るために作られた「エンツォ」最終生産車を含む数々のフェラーリを始め、珠玉の名車が揃っていたが、中でも最も高値を付けたのが、1964年製「250LM」だった。伝説の250GTOをミドシップに進化させたLMは、時代を先取りしたモデルで、オーナーが代わるたび、常に高値で取引されてきた。そして、この1台は、RMサザビーズが主催した2015年のペブルビーチオークションで最高額となる1,760万ドル(約21億円)の値が付けられた。


第4位 1961年製フェラーリ「250GT SWBカリフォルニア」 1,683万ドル(約20億円)

1980年代の青春映画で今なおカルト的人気を誇る『フェリスはある朝突然に』の主人公、フェリス・ビューラーのような一日を過ごしたいなら、すぐに貯金を始めた方がいい。なぜなら、作中でマシュー・ブロデリックが運転した希少なフェラーリ「250GT SWBカリフォルニア スパイダー」のようなクルマは、年々高騰しているからだ。昨年夏のペブルビーチグッディング&カンパニーは、ランキング2位に登場したフランスの納屋で発掘された車両に加え、誰もがうらやむカバー付きヘッドライトを持つこの赤い1台を出品し、1,683万ドル (20.2 億円)の値を記録した。これでも予想を決して上回ったわけではなく、落札予想価格1600~1800万ドル(約19~21.6億円)の間で落札された。 このオークションで1,000万ドル(約12億円)以上の落札価格を付けた2台が、本ランキングの10位までに入っている。


第5位 1962年製フェラーリ「250GT SWBベルリネッタ・スペチアーレ」 1,650万ドル(約19.8 億円)

ヌッチオ・ベルトーネは、その生涯において素晴らしいクルマのデザインを数多く手掛けてきたが、その中にフェラーリはほとんどなかった。この1962年製「250GT SWB」は、ベルトーネのスタジオに在籍していた若き日のジョルジェット・ジウジアーロがデザインし、ベルトーネ自身のためにワンオフで製作された特別なフェラーリだ。「シャーク・ノーズ」と呼ばれる特徴的なフロントのスタイリングは、前年のF1世界選手権でコンストラクターとドライバーの両タイトルを獲得したフェラーリのマシン「156 F1」から着想を得たという。8月にペブルビーチで開催されたグディング&カンパニーのオークションで、前述のカリフォルニアスパイダーと後述のポルシェの間に位置する1,650万ドル(約19.9億円)で落札された。


6位から10位までは以下の通り。

第6位 1962年製アストンマーティン「DB4 GT ザガート」 1,430万ドル(約17.2 億円)


第7位 1998年製マクラーレン「F1 LMスペシフィケーション」 1,375万ドル(約17.2 億円)


第8位(同額) 1956年製フェラーリ「250GT TdF」 1,320万ドル(約15.9 億円)


第8位(同額) 1953年製ジャガー「Cタイプ」 1,320万ドル(約15.9 億円)


第10位 1982年製ポルシェ「956」 1,012万ドル(約12.2 億円)


By Autoblog Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー