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スバルのコンパクトSUV「XV/XVハイブリッド」がマイナーチェンジした。XVは「都会のアクティブなライフスタイルを満喫するための"スタイリッシュな都市型クロスオーバー"」というコンセプトで登場。
今回のマイナーチェンジでは、さらなるXVらしさを盛り込むため、デザインと安心と楽しさに手を入れた。

SUBARU XV SUBARU XV
SUBARU XV SUBARU XV
エクステリアでは、フロントグリルをよりシャープな形状にするとともにフォグランプ部にL字型クロームメッキのアクセントを加えている。さらに、ヘッドランプ外側のコの字型延長やホワイトバルブ化を細越、ヘッドランプ下端に黒塗装縁メッキを施すことで、目力をアップ。アルミホールもひねりを加え躍動感のある意匠にして足元を引き締めている。


SUBARU XV SUBARU XV
インテリアは、ステアリングホイールやインパネオーナメントにピアノブラック調パネルと金属調アクセントを加えることで上質感を演出。ガソリン車にはドアアームレストセンターコンソールリッド、シフトノブ&ブーツにオレンジステッチを入れ、スポーティでカジュアルさを表現。より親しみやすいインテリアとしている。

SUBARU XV
安全面の強化にも力を入れている。
SRSエアバッグ/SRSカーテンエアバッグを全車に標準装備するほか、アイサイト搭載車に先進安全装備「アドバンスドセイフティパッケージ」をオプション設定。このパッケージは、死角車両検知、車線変更支援、後退時支援からなる「スバル・リヤ・ビークル・ディテクション」(SRVD)と、単眼カメラが対向車の車両を検知したり、前方の車両を検知すると、ヘッドライトのハイ/ローを自動的に切り替える「ハイビームアシスト」からなる。

さらに走りの楽しさを高めるため、ステアリングギヤ比を15.5:1から14.0:1へ(ハイブリッドは元々14.0:1)、前後ダンパーの減衰力アップ、およびフリクション低減、前後スプリングバネ定数変更、フロントクロスメンバー剛性アップ、リヤトレーリングブッシュバネ乗数アップなどが施されている。


メカニズムに暗い人にとっては何の呪文か? と思えるかもしれないが、そのくらいマニアックな(スバルにとっては通常通りの)マイナーチェンジも施されている。
国産車でよくある、目先を変え新鮮味を加えることを目的としたマイナーチェンジとは一線を画しているところがスバルの好ましいところであろう。

SUBARU XV SUBARU XV
とはいうものの、いざ車に乗り込んでみると、確かにどことなく車格なりというか、少なからずチープな印象のあった先代XVに比べ、ちょっといいクルマ的な見栄えの良さが加わっている。それ以前にエクステリアデザインもいま風の面構えになっていて、古くささがなくなった。


しかも、中身もちゃんとよくなっている。走り出してまず感じるのが、タイヤがスムーズに転がってくれる心地よい感触。微速域でタイヤが路面を踏みながら転がっていく時の路面の微細な凹凸を、足回りが綺麗に吸収して滑らかに走り出してくれる。

SUBARU XV SUBARU XV
足回りは単に柔らかくなったわけではなく、むしろ乗り心地には適度な張りを出して、ボディをしっかり支えてくれるようになっている。バネで車重をきちんとさせ、ダンパーのフリクションの少なさでバネをスムーズに動かしてくれる。だから走り出しはスムーズだし、路面の小さな凹凸も角の取れた路面の様子を伝えるためのショックとして感じ取れる。

SUBARU XV
じつは、この試乗会に先立って行われたクローズドコースでの試乗会では、タイトなハンドリングコースを走ることができたのだが、その時のクルマの動きが興味深かった。

SUBARU XV
といっても特別なことではないのだが、ハンドルを切りだすと指一本分以下の微小舵角からきちんと応答が出ている。しかもフロントタイヤだけが向きを変えるのではなく、リヤの応答もきちんとでており、ハンドルを切りだしていくと、ボディごとスーッと曲がってくれる。

SUBARU XV SUBARU XV
ステアリングのギヤ比がクイックになったからだけでなく、リヤのトーコントロールブッシュが機能しているからだろう。ステアリングギヤ比がクイックになったと聞くと、ハンドルを切るとクルマの動きがクイックになるようなイメージを持つかもしれないが、実際にはクイックな印象はほとんどない。舵角は少なくて済むが、ハンドルの操作に対してクルマが正確に動いてくれるので、ハンドルを切りすぎることがない。ハンドルの仕事量が少し少なくなった感じだ。

SUBARU XV
後半がきつくなったカーブでも、一定の舵角で旋回しているところから、さらにハンドルを切り込んで行くと、スムーズにサスペンション(主にフロント)をストロークさせながら、旋回半径を小さくしていってくれる。タイヤにかかる負担を上手に足回りに伝え、受け止めながら旋回する様子がとてもよく判る。

SUBARU XV
2代目XVが登場して3年目となるが、走りの性能に関して言えば、間違いなく進化しており、乗って、使って楽しいSUVとして、いよいよ完成度を高めている。

SUBARU XV HYBRID
マイナーチェンジの変更に変わりはないXVハイブリッドにも触れておこう。
このハイブリッドは、モーター出力10kw/65Nm(13.6ps/6.6kgm)と比較的少なめで、アシストといった印象。それでもモーター駆動による発進も可能でハイブリッドらしさは感じ取れる。マイナーチェンジによる操縦性の変化はやはりサスペンションがスムーズに動くようになったのが大きい。全体になめらか、スムーズといった印象がある。とくにモーターで走っているときは、その滑らかさが強調される。

SUBARU XV HYBRID SUBARU XV HYBRID
重心は、スバルが言うほど低いとは思わないが、荷重変化をサスペンションがしなやかに受け止めてくれるので、クルマの姿勢変化をつかみやすくなっている。

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