【ビデオ】フォード「シェルビー GT350」のダイノテスト結果は想像以上!
米国の有名チューナーであるヘネシー・パフォーマンス社は現在、フォード「シェルビー GT350 マスタング」用の「HPE800」スーパーチャージャー・パッケージを開発中だ。その基準となるデータを取得するために、同社は今回、工場出荷状態(つまり、まったくのノーマル)のシェルビー GT350をダイナモメーターに載せ、動力測定を行った。

5.2リッター自然吸気V8エンジンの回転数を8,200rpmまで上げて計測した結果は、最高出力482hp、最大トルク56.3kgm。メーカー公表値の526hpと59.3kgmと比べると、出力で8%、トルクが5%ほどの差となった。

一方、計測条件は多少異なるものの、米自動車情報メディア『Motor Trend』が別のGT350でダイノテストを行った際には、最高出力467hp、最大トルク51.7kgmという結果が出ている。サーキット向けのハードコア仕様「GT350R」も同じスペックの同じエンジンを搭載しているはずだが、こちらは同じ日のテストで、最高出力471hp、最大トルク52kgmと計測されている。

最高出力が僅かに、最大トルクが顕著に違う結果となった理由は色々考えられるが、最も特筆すべき点といえば、『Motor Trend』がダイノテストを実施したのが夏の米国カリフォルニア州で気温が約38度と高く、使用していたガソリンのオクタン価が91AKI(約95RON)だったのに対し、ヘネシーのテストはわりと最近にテキサス州で実施されており、そんな暑さには到底なっていなかったと思われること、そしてテキサス州ではオクタン価が93AKI(約98RON)のガソリンが手に入ることなどが挙げられるだろう。

ヘネシーが行った加速テストは、より分かりやすい結果となっている。停止状態から170mph(約273km/h)に達し、0-60mph(約96.6km/h)まで5.4秒を記録した。完璧なタイムではないが、フォードの謳う"最高速度175mph(約281km/h)以上"に十分に近い数字だ。

もっとも、ヘネシーがGT350用のスーパーチャージャー・パッケージを完成させた暁には、こうした数字はどうでもよくなるだろう。ヘネシーが掲げるチューニング・メニューのスペックは、808hpと93.3kgm。0-60mphは3.3秒で、1/4マイル(約402m)は10.8秒なのだ。それではヘネシーが公開したダイノテストと最高速度テストの動画を、早速チェックしてみよう。






By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー