ルノー「クリオ RSトロフィー」、ニュルブルクリンクでコンパクト・ハッチバックの最速タイムを記録
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グリーンヘルとして知られるドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)で、最速のコンパクト・ホットハッチはどのクルマなのか? ドイツの自動車専門誌『Sport Auto』によると、それはルノー「クリオRS 220トロフィー」(日本名:ルーテシアR.S.トロフィー)であるという。同誌が実施したタイム・アタックで、クリオはクラス最速というだけでなく、より高価でパワフルなクルマを凌ぐ、8分23秒という衝撃的なラップ・タイムを記録した。

比較対象を挙げて記録の凄さを実感していただこう。そのタイムは、ポルシェの先代987型「ボクスターS」が記録したタイムと同じだ。さらに、ベースとなった現行の「クリオRS 200ターボ」よりも36秒も速く、2009年に同誌がテストした、よりパワフルな先代フォード「フォーカスRS」(8分26秒)よりも3秒速い。クリオ・トロフィーはその名前の通り"たった"220馬力しかないのだから、この記録は決して悪くないのである(日本版編集部として付け加えさせていただくと、R32型日産「スカイラインGT-R」より3秒遅いだけ!)。

より大型でパワフルなホンダ「シビック TYPE R」や、セアト「レオンクプラ」ルノー「メガーヌRS」なら、これを凌ぐタイムを記録したこともあるが、クリオRSが競合するのは、もっとコンパクトなフォード「フィエスタST」フォルクスワーゲン「ポロGTI」プジョー「208GTi」オペル「コルサOPC」などだ。そしてその中のどれも、これまでニュルブルクリンクでクリオRSより速いタイムを出したことはない。

ルノー・スポールは今年のジュネーブ・モーターショーで、コンパクト・ホットハッチの最新バージョンとなるクリオRS 220トロフィーを発表し、先代に比べて軟弱になったと言っていた批評家たちを黙らせた。このトロフィーも、現行のクリオRS 200ターボが批判を受けた4ドアのボディやターボチャージド・エンジン、デュアルクラッチ式トランスミッションをそのまま採用している。しかし、ルノー・スポールは、この1.6リッター直列4気筒エンジンから10%大きなパワーを引き出し、シフトタイムを30%短縮し、サスペンションをリチューンし、ステアリングのギア比を速め、インチアップしてミシュラン製「パイロットスーパースポーツ」タイヤを装着した。ご覧の通り、それらのエンハンスメントは成果を上げたのだ。ちなみに日本仕様のルーテシアR.S.トロフィーは、329万5,000円で販売中。詳しくはルノー・ジャポンの公式サイトをどうぞ。





By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー