Googleとフォードが自動運転車の開発・製造で提携? 来月のCESで発表か
フォードGoogleが、2016年1月の国際家電ショー(CES)で提携の発表を予定していると、この交渉に精通する3つの情報源を引用し『Yahoo! Auto』が伝えている。自動運転車の開発・生産に拍車が掛かりそうだ。

この提携は2社を自動運転車の急速な発展の最前線に押し上げることになる。フォードの自動運転車への取り組みに関しては、ミシガン大学の実験施設「MCity(エムシティ)」の自動運転車テスト走行施設を初めて使用したことが先月ニュースになった。さらに、同社は来年カリフォルニア州で自動運転車のテスト走行を始める計画を順調に進めている。これには同州のマウンテンビューに本社を置くGoogleとの提携が関係しているに違いない。

しかしながら、この提携において最大の利益を得る立場にあるのはGoogleである。既に同社は自動運転車プロジェクトを率いるために、元ヒュンダイCEOでありフォードで長期勤務経験のある自動車業界のベテラン、ジョン・クラフチック氏を9月に自動車開発部門のCEOとして招いている。Yahoo!によると、同氏の幅広い自動車生産に関する知識があれば、フォードとの提携がGoogleの開発・製造に掛かる数千億円単位の費用を節約することにつながるという。

情報元の1つがYahoo!に伝えたところによると、この発表に至るまでには長い時間が掛けられていたらしい。Googleは自動車情報メディア『Automotive News』による同様の報道にはコメントを拒否、一方フォードは、Autoblogが再度強調した「フォードが数社のハイテク企業と提携している」との報道にはっきりとしない反応を示した。

フォードはAutoblogの取材に対し「今後も以前と変わらずに多くの企業と協力し、"フォード・スマートモビリティ計画"に関連した様々な課題について話し合いを続けるつもりだ。お分かりかと思うが、競争上の理由により詳しい内容は公開していないので、憶測に対するコメントは控える」と述べた。

この契約の詳細はまだ明らかになっていないが、Yahoo!は専属契約ではないと報じている。これは「可能な限り多くのドライバーに自動運転車の技術をもたらしたい」というGoogleの共同創業者セルゲイ・ブリン氏の要望に合致している。

米調査会社ガートナーの副社長でアナリストとしても有名なティロ・コスロフスキー氏は『Automotive News』の取材に対し「Googleの焦点は独自にクルマの製造を考えるよりも、むしろ技術を活用するためのOEM業者を探すことに移行した。これは理に適っている。Googleが消費者に技術の恩恵をもたらすことに関心があるなら、より多くのパートナー企業が必要となるからだ」と述べている。

フォードのCESにおける記者会見は、2016年1月5日にラスベガスで行われる予定となっている。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー