サーブを買収したNEVS、2017年を皮切りに5車種の新型EV発売を計画
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経営破綻したスウェーデンの自動車メーカー、サーブを2012年に買収したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)社は、ついに自動車生産計画の一部を固めたようだ。社名の「エレクトリック」という言葉に示されたビジョンの通り、NEVSは2018年までに5車種の電気自動車(EV)を発売すると発表したのだ。サーブのファンサイト『Saab Blog』によれば、これは同社が最近、スウェーデンのストックホルムで明らかにしたという。

最初のモデルはサーブ「9-3」のプラットフォームをベースとしたEVで、2017年には中国とスウェーデンで発売される。その翌年には、スポーツカー、SUV、クロスオーバー、ファストバックの4車種がデビューするという計画だ。車両の組み立ては中国の天津で行われる。

NEVSは、スウェーデンの航空宇宙企業であるサーブABとはすでに関連がないことから、実際に「サーブ」の名前が新車種に与えられるかは分からない。事情をさらに複雑にしているのは、NEVSが今年の秋、9-3の知的財産権をトルコ科学技術研究会議(TÜBITAK)に売却すると発表したことだ。TÜBITAKは、9-3を「トルコの国民車」にする計画だという。振り返ってみると、サーブがこれまでに歩んできた道のりは決して平坦なものではなく、ゼネラルモーターズやオランダのスーパーカーメーカー、スパイカーからの買収も経て、会社再建を繰り返してきた。

いずれにせよ、今回の計画は、8月にNEVSがEV開発に向けて中国の自動車メーカー、東風汽車との提携を発表したことに続く動きだ。東風汽車はEV分野を先導する日産ルノー、さらにはホンダ起亜プジョーとも提携しており、2014年には380万台以上の自動車を生産している。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー