予想落札価格は2億円!? ロン・デニスが注文した特別なマクラーレン「MP4-12C HS」がオークションに出品
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新車のマクラーレンが欲しいなら、数千万円を支払う覚悟が必要だ。だが、中古の「12C」ならかなり節約でき、今なら2,000万円ちょっとで手に入る。しかし、今回ご紹介する「MP4-12C」は、オークションで2億円近い値が付くと見込まれているという。

来月のMecumオークションに出品されるこのマクラーレンは、お察しのとおり、普通の12Cではない。2012年に10台限定で発売された、スペシャル・エディションの「ハイ・スポーツ」モデルだ。マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)はこの特別限定車にレース用車両「MP4-12C GT3」のエアロパッケージを装着し、エンジンも80hpほどアップグレードされている。これはずっと後に発売された「675LT」の出力とほぼ一致する。しかもこのMP4-12C HSは、マクラーレンのCEOであるロン・デニス氏が直々にオーダーしたもので、当時のマクラーレンF1チームで採用していた「ボーダフォン」カラーを模した特別なカラーリングが施され、シルバーとブラックのグラデーションに、アクセントとしてネオンレッドが内外装やホイールにまであしらわれている。

ステルス・パッケージやスポーツ・エキゾースト、カーボン・セラミック・ブレーキ、その他のオプションも装備したこの車両は、「650S」にモデルチェンジされるまで、マクラーレンが3年以上に渡って製造した、およそ3,500台の12Cの中でも際立った存在だ。外観は奇抜に見えるかもしれないが、このクルマは現在登録されているフロリダで開催された展示会で、数々の賞を獲得しているという。3年間で重ねた走行距離はわずか203マイル(約327km)のみ。

2016年1月15日からフロリダ州キシミーで行われるオークションに出品される予定で、その予想落札価格は、130万ドル~160万ドル(約1億6,000万~1億9,000万円)となっている。この価格は、すでに生産が終了してしまった「P1」よりも高額だが、コレクターズ・アイテムとしては妥当な投資だろう。詳しい情報はMecumオークションズの公式サイトをご覧いただきたい。


By Pete Bigelow
翻訳:日本映像翻訳アカデミー