ケーニグセグ「アゲーラ One:1」のプロトタイプが、7億3,000万円で販売中
スウェーデンのスーパーカー・メーカー、ケーニグセグは「アゲーラ One:1」を公開するまでに、中々その全貌を明らかにすることなく我々の関心を巧みに引き続けてきた。それでも同社が限定生産した6台は、2014年のジュネーブ・モーターショーで初披露される前から既に売約済みだったそうだ。しかし、購入の機会を逃した方は、600万ドル(約7億3,000万)さえあれば、最後に残った1台を手に入れられるかもしれない。

アゲーラ One:1は、同社の「アゲーラ」をベースに究極のパフォーマンスを実現したモデルだ。世界初の"メガカー"として誕生し、搭載されている5.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンの最高出力は1メガワット、つまり1360psを誇る。車名は、最高出力と車両重量の比率を示すパワー・ウエイト・レシオが、1対1(1kg/ps)であることを表しており、その最高速度は約440 km/hになるという。日本の鈴鹿サーキットと、ベルギーのスパ-フランコルシャン・サーキットでは、市販車最速ラップを記録した。

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏とその会社は、実はこの販売用の6台の他に1台のプロトタイプカーを製造しており、そのクルマこそがジュネーブ・モーターショーで披露され、驚きの記録を達成し、試験用車両として使われたものだった。つまりこの個体は既に随分と酷使されているわけだが、そのため、2016年1月にこのクルマを購入者へ届ける前に「ファクトリーでの大々的なリフレッシュ」が行われるという。購入者とは、もちろんたった1台のクルマに7億円以上を支払うことができる(あるゆる意味で)幸せな人のことだ。販売するのは英国のサニングデールにある高級車ディーラー「Super Vettura」。米国にも"Show or Display"と呼ばれる輸入規制の法に基づいた上で輸入することが可能だろうとしている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー