株式会社ブリヂストン(以下、ブリヂストン)は、トヨタ自動車株式会社が12月9日に発売した新型ハイブリッド車「プリウス」に、新車装着用タイヤとして「ECOPIA(エコピア)」「TURANZA(トランザ)」を納入。
あわせて、後部座席用の「シートパッド(座面部)」やエンジンマウント用「防振ゴム(エンジンを固定し、振動を吸収する部品)」を納入し、その機能について会見を行った。

Related Gallery:BS PRODUCTS Dec,2015


■新車装着用タイヤ「エコピア」「トランザ」
今回装着されるタイヤは、新型プリウスの特徴である高い操縦安定性能と快適な乗り心地、また優れた低燃費性能の実現にあたり、重要な役割を果たす。
「エコピア」は、安全性能や操縦性能などタイヤに求められる諸性能を高次元で維持しながら、転がり抵抗の低減を追求したタイヤブランド。1991年の電気自動車への装着をきっかけに、現在ではさまざまな車種に向けた商品ラインアップを取り揃えている。
また「トランザ」はロングドライブでの快適性と高速運動性能を高次元でバランスさせたタイヤブランド。
両タイヤブランド共に、国内だけではなく、海外でも高い評価を得ている。

<装着タイヤの概要>




■シートパッド 〜乗り心地・運動性能・燃費性能の向上に貢献〜

(画像:シートパッド製品(後部座席の座面部分))

シートパッドについては、プリウスシリーズへの採用は今回が初めてとなるという。
シートパッドを薄肉化しても従来以上の快適性を可能にするウレタンフォームを開発することで、後部座席用シートパッドの省スペース化と軽量化を実現し、新型プリウスの「快適性」と優れた「燃費性能」に寄与している。

ウレタンフォーム製のシートパッドにおいて乗り心地を良くするためには、適度な柔らかさが必要になるという。
一方で、コーナリング時などの横方向の遠心力が発生する際、柔らかい素材は体が沈み込みやすいため、姿勢を保つことが難しくなる。
新型プリウスには「走る楽しさ」と「快適性」が求められており、コーナリング時などに姿勢を保つための適度な硬さ(剛性)と振動吸収性がシートパッドには必要とされたという。
当該シートパッドでは、セル構造※1の骨格の剛性と減衰特性、更にはセル構造に起因する通気性の最適化を図ることで、最適な硬さと振動吸収性を確保し、車両に求められる「快適性」を向上させた。
またシートパッドの薄肉化によって軽量化にも寄与し、新型プリウスの「燃費性能」の追求にも貢献しているとのこと。


■防振ゴム 〜快適走行の向上に貢献〜


防振ゴムは、エンジンからの振動を吸収するだけでなく、コーナリング時の遠心力による横方向の揺動を軽減し、車両の安定した走りと快適な乗り心地に貢献しているという。
これによって新型プリウスの「走る楽しさ」と「快適性」に重要な役割を果たす。
エンジンマウントは、動力源と車体を接続する唯一の部品である(エンジンマウントは複数個所にて使用される)。
エンジンを支持するだけでなく、エンジンから発生する振動を吸収し、車体及び車内への振動を軽減させ、車両の乗り心地に影響する。
エンジンからの振動に加えて、路面の凹凸や加減速の振動を吸収するためには前後上下方向のしなやかさが必要とされるという。
一方でコーナリング時の操縦安定性を高めるには水平横方向の剛性を高める必要があり、これを両立させるために、今回の防振ゴムでは新しい構造を開発、部品の中央に柱状のゴムを水平横方向に設置し、前後上下方向のしなやかさを保ちながら、水平横方向の剛性を高めることに成功したという。
これによって、乗り心地を改善しながらスムーズなコーナリングに貢献しているとのことだ。


■ブリヂストン 公式サイト
http://www.bridgestone.co.jp/