マヒンドラが約34億円でピニンファリーナを買収
インドの自動車メーカーを中核とするマヒンドラは、有名なイタリアのデザイン・スタジオ、ピニンファリーナの買収が合意に至ったことを発表し、何カ月も続いた憶測に終止符を打った。マヒンドラはインドに本拠を置く大規模なコングロマリットで、ピニンファリーナの株式の76%を2,800万ドル(約34億円)で買い取り、残りの24%は株主優先募集発行を行う予定だ。さらに、この資金の支払いに加えて、ピニンファリーナの債権者に対し1億2,500万ドル(約152億円)以上を保証し、さらに2,000万ドル(約24億4,000万円)を超える投資を約束している。全て合わせると、マヒンドラの投資は総額1億8,500万ドル(約225億円)近くとなる。

マヒンドラ・グループのアナンド・マヒンドラ会長は、「ピニンファリーナの有名なハイエンド・デザインの実績はマヒンドラ・グループ全体のデザインの可能性を大いに高めることとなる。今日の消費者のデザインに対する感性はますます高まりつつあり、製品デザインは消費者に選んで体験してもらうことに重大な影響を与える。そしてそのことが我々の成功にも影響するのだ」とプレスリリースで述べている。

確かに、ピニンファリーナを傘下に加えることで、マヒンドラのデザイン・センスは向上するだろう。しかし、このインドの会社がもう少しイタリア寄りになろうと決めた理由はクルマのデザインだけではないということも確かだ。ピニンファリーナの専門分野は従来の乗り物の領域をかなり前に超えている。マヒンドラが、自社の多方面に及ぶデザインの評判に刺激を与えるために、ピニンファリーナを頼りにしていることは間違いないだろう。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー