フェルナンド・アロンソ、ホンダのファン感謝イベントでMotoGPマシンとセナのマクラーレンをデモ走行
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ホンダは12月6日、毎年恒例の「Honda Racing THANKS DAY 2015」をツインリンクもてぎで開催し、今年のレースシーズンを終えた。このイベントには、ホンダの競技用マシンとそれを駆るドライバーやライダーたちが多数参加。2度のF1世界王者フェルナンド・アロンソは、ホンダ製パワーユニットを積んだマクラーレンのF1ではなく、いつもと違ったマシンに乗って走行した。

今回のイベントでは、MotoGPライダーのマルク・マルケスがSUPER GT用の「NSX CONCEPT GT」に、そして同郷のアロンソがMotoGPマシン「RC213V」に乗り、デモンストレーション走行を行った。F1マシンとオートバイを乗り換えた選手といえば、ミハエル・シューマッハは二輪のレースに時々参戦していたし、バレンティーノ・ロッシはフェラーリのGPマシンを何度もテストしたことがある。もちろん、二輪と四輪の両世界選手権を制覇したジョン・サーティースを忘れてはならない。この偉業を成し遂げた選手は、いまだ彼しかいないのだ。

アロンソはF1にも乗ったが、今シーズンの実戦で使った「MP4-30」ではなく、「マクラーレン・ホンダ MP4/6」をドライブ。これはアイルトン・セナが1991年のF1世界選手権でドライバーズ・タイトルを守った時のマシンだ。マクラーレンがホンダ製V12エンジンで走ったのはこの年が初めてであり、V12エンジンやマニュアル・トランスミッションを搭載したマシンがF1チャンピオンとなった最後の年でもあった。その翌シーズンをもってホンダとマクラーレンの提携は終了したが、両者が再びタッグを組んだ今年は、アロンソとジェンソン・バトンがチームのドライバーを務めている。

アロンソがセナのマシンを駆る一方で、かつてF1でホンダをドライブし現在はインディカー・シリーズに参戦している佐藤琢磨は、1968年のF1参戦マシン「ホンダ RA301」を走らせた。このマシンもホンダ製V12エンジンを搭載していたが、440hpという最高出力は、MP4/6の735hpにははるかに及ばない。ジョン・サーティースもこのRA301で1968年のF1に出場しており、多くのレースで途中リタイアに終わったものの、フィニッシュした3度のうち2度は表彰台に立っている。

さらに、マルケスとチームメートのダニ・ペドロサは「CBR250R Dream Cup DUNLOP杯」に出場したり、1980年代中期のバイク「NSR500」も走らせた。また両選手は「N-ONE OWNER'S CUP スーパーエキシビションレース」にも登場し、レース仕様にモディファイされた軽自動車「N-ONE」をドライブしている。この日のイベントをもって、F1、インディカー、SUPER GT、世界ツーリングカー選手権、各種二輪レースなど多岐にわたるホンダの2015年シーズンのレース活動が締めくくられた。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー