【ビデオ】頑丈なランドローバー「ディフェンダー」がロンドン・タクシーに変身!
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どの自動車メーカーにも"タクシーはこうあるべきだ"という持論がある。しかし、結局はどれも似通った仕様になってしまいがちだ。落ち着いた内装でスライド式のリアドアが付いた背が高い前輪駆動のミニバン。しかし、そんなものがカッコイイだろうか? そこで、ランドローバーはそんな枠組みを取っ払い、「ディフェンダー」をタクシーに仕立て上げた。

このディフェンダー・タクシーは、(伝統的なロンドン・タクシーと同じように)黒く塗られたボディに琥珀色のドーム型ライトをルーフに装備し、ロンドンのブラックキャブの運転手が習得必須となる、町中の運転経路に関する知識「サ・ナレッジ」を提供してくれるカーナビが搭載されている。ギャラリーの写真とビデオでご覧いただけるように、その姿はまったくクールなタクシーに仕上がった。最近紹介されたロンドン・タクシー・カンパニーの新型タクシーや、日産のニューヨーク市の公式タクシー東京モーターショーで発表したトヨタの次世代タクシー、そしてフォードフォルクスワーゲンが近年発表したタクシーのコンセプトカーなどと同様に、従来のありふれたタクシー業界に新しい風を吹かせる可能性が感じられる。

しかし、このランドローバーのタクシーが伝統的なブラックキャブの地位を確立するにはいくつかの問題がある。まず、オフロードの性能に長けているディフェンダーは最小回転半径が6mを超えてしまい、サボイ・ホテルの玄関前でUターンをするには2mほど大き過ぎる。さらに、現行のディフェンダーはホイールベースの長さが3種類、ボディスタイルが9種類から選べ、そのほとんどのモデルが後部座席の居住スペースは十分なのだが、このタクシーはショート・ホイールベースの「ディフェンダー90」がベースなので、乗客が出入りする後部ドアがない。つまり、ロンドンが異常なブリザードや砂嵐に見舞われない限り、最高のタクシーにはなれないのだ。どんなにカッコよくても、当面の間はあくまでもこの1台のみに留まるだろう。詳細を知りたい方はプレスリリース(英語)をどうぞ。たくさんのディフェンダーがロンドンの街に登場するビデオも是非ご覧いただきたい。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー