【レポート】キャデラック社長、「ラインアップにセダンが多すぎる理由は聞かないで」と発言
いやはや、クロスオーバーの時代だ。この乗用車ベースで車高の高いステーションワゴンは、どういうわけか異様に売れていて、各自動車メーカーの大きな稼ぎ手になっている。だからこそ、強力なクロスオーバーのラインアップを擁するメーカーが好調な一方、セダンの多いブランドは苦戦しているのだ。

キャデラックはその事実を重々承知している。同社は新型のラグジュアリー・セダン「CT6」の発売準備を進めているものの、セダン4車種、クーペ1車種、クロスオーバー1車種、そしてボディ・オン・フレーム構造で古風な7万3,000ドル(約900万円)もするSUVが1車種というラインアップ構成は健全とは言い難いことも認識している。だがさらに問題なのは、ヨハン・デ・ナイシェン社長が先月のLAオートショーでインタビューされて困っていたように、この新型CT6が既に飽和しすぎているセグメントに加わろうとしていることだ。つまり、CT6は大型で高価なセダンとして投入されるが、「CTS」と「XTS」の両セダンをサイズや価格でさほど上回っているわけではないのである。

CT6の市場における位置付けについて、自動車メディア『Automotive News』の取材に応じていたデ・ナイシェン氏は、その途中で「同じセグメントになぜ3車種もあるのかは聞かないでほしい。それは全く別の話だ」と冗談っぽく遮ったという。

ちなみに需要の高いクロスオーバーに関しては、現在唯一のモデル「SRX」の後継車となる新型「XT5」がLAオートショーでデビューを飾っており、『Automotive News』によれば2018年には第2のモデルが追加されることになるという。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー