【レポート】北京、深刻な大気汚染による緊急警報で車両の通行規制を実施
今や経済大国となった中国だが、首都の北京市は12月7日、大気汚染に対する最高レベルの警報を初めて発令した。北京の空気質指数は少なくともその後3日間、最悪とされる500のうち300以上に達することが見込まれ、いわゆる「赤色」警報が発令されたのだ。『The Wall Street Journal』電子版で提供されている、中国のニュースを分析する『China Real Time Report』によると、300以上の数値は"深刻な大気汚染"を意味しているそうだ。

赤色警報が発令されると、学校は臨時休校、工事は一時中止するよう勧告され、車両の厳しい通行規制も実施される。米『ニューヨークタイムズ』紙によれば、自動車の排ガスを半分に抑えるため、ナンバープレート末尾の数字が奇数か偶数かによって走行できる日が日替わりで制限される。対策が取られるのは一般市民だけではなく、政府機関の車両も全体の3割が走行できなくなるという。

大胆な対策のように思われるが、北京の大気汚染がいかに深刻な状況かを理解することが重要だ。同紙によると、北京のある地域では、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が世界保健機関の推奨するレベルの40倍を超えていたという。車両の通行規制は8日から実施されている。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー