オランダの太陽光発電道路「ソラロード」の成果に早くも疑念?
オランダで自転車用レーンに発電用ソーラーパネルを埋め込んだ「ソラロード(SolaRoad)」が設置されて一年が経ち、開発者たちはその成功を称えている。しかし、環境問題専門ウェブサイト『Treehugger』はこれに対して異論を唱えている。総工費370万ドル(約4.4億円)をかけて作られた試験用レーンだが、今プロジェクトでこれまでに発電した電力は2,000ドル程(約25万円)にしか相当しておらず、これは投資費用のたった0.0057%ということになる。ラスベガスでカジノに投資する方がリターンは大きそうだ。

今年5月のレポートでは、温度変化によって路面の一部が剥離し路面をコーティングし直さなければならないという問題はあるものの、今プロジェクトで発電したエネルギーが期待以上のものだったとお伝えした。

ソラロードが設置されているのは、オランダの首都アムステルダムから25kmほど北西に位置する町で、ソーラーパネルを強化ガラスで覆ったレーンが約70mにわたって伸びている。Treehuggerは、ソラロードの開発が進み設置が増えればコストも下がると認める一方で、隣国ドイツの太陽光発電の電気料金も下がり続け、2025年までには55%の低減が見込まれていると指摘。 また、今後15年間で総工費の元が取れると見込むソラロード開発者の主張にも否定的だ。やはり、ソーラーパネルは屋根に設置するのが最も実用的だとしている。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー