インフィニティ、レッドブル・レーシングとのパートナー契約を終了
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昨日の記事でも少し触れたが、インフィニティレッドブル・レーシングのパートナー契約が終了する。チームは2015年末をもって、日産の高級車ブランドの下における活動に終止符を打ち、インフィニティの名をチーム名から外すことを発表した。

F1でレッドブル・レーシングが全盛を極め、2度目のドライバーズ・タイトルとコンストラクターズ・タイトルを獲得する2011年シーズンの開幕前に、インフィニティはスポンサー契約を結ぶ。2シーズン後にはネーミング・ライツ(命名権)を取得し、チーム名が正式にインフィニティ・レッドブル・レーシングとなった。エンジンはインフィニティと提携関係にあるルノーから供給を受けていたが、そのブランド名の変更を急遽取り止めたため、自動車メーカーがチームのタイトル・スポンサーでありながら、エンジン供給には直接関わりがないという異例の状況となった。

来シーズン、レッドブルは引き続きルノー製エンジンで参戦予定だが、そのパワーユニットにはタグ・ホイヤーのブランド名が付く。これにより、もはやルノーやインフィニティのブランド名は使うことができなくなる。その一方、姉妹チームであるトロ・ロッソは来季の搭載エンジンをルノーからフェラーリへ変更し、ロータスF1チームはルノーに再買収され、ルノー製エンジンを再搭載することになった。ルノーはまた、これまで行ってきたフォーミュラ・ルノー 3.5 シリーズへの支援を、このほど終了している。

インフィニティは創設から25年の間、モータースポーツで限られたスポンサー活動しか行っていない。レッドブルとのパートナー契約とは別に、チームのドライバーとして4年連続でF1世界選手権のドライバーズ・タイトルを獲得したセバスチャン・ベッテルを、彼がフェラーリに移籍するまで直接支援していたほか、90年代後半にはインディ・レーシング・リーグにエンジンを供給し、ほんの数年間インディ・ライツ・シリーズのスポンサーだったこともある。最近では、英国ツーリングカー選手権に「Q50」で参戦するプライベーター・チームのサポートもしていたが、それ以外では取り立てて特筆するべきトップ・クラスのレースにおける活動はない。それにより、インフィニティはルノー・日産アライアンス・ブランドの中では(そして日本の自動車メーカーとしても)積極的にモータースポーツに参加しない数少ないブランドの1つと言われている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー