ルノーがロータス F1チームを再買収し、ワークス・チームとして復活参戦することを正式発表!
F1でエンジンを供給するだけでは満足できなくなったルノーは、来シーズンからワークス・チームとしてF1に参戦することを公式に発表した。契約関係はいまだ交渉中の部分もあるようだが、同社はロータス F1チームを再買収する予定だ。ルノーはかつて約10年間このチームを所有・運営していた。

ルノーは1977年、エキープ・ルノー・エルフとして初めてF1に参戦。ワークス・チームとしては1985年に撤退しているが、1986年までロータス、リジェ、ティレルにエンジン供給を行っていた。その後3年間の休止期間を経て、1989年にはウィリアムズ・チームと組みエンジン・サプライヤーとして復帰。ナイジェル・マンセル、アラン・プロストと共にチャンピオンシップのタイトルを獲得した。

1995年シーズンに、ベネトンがエンジンをフォードからルノーに変更。ミハエル・シューマッハが自身2度目のチャンピオンに輝く。1996年と1997年はウィリアムズのデイモン・ヒル、ジャック・ヴィルヌーブがそれぞれタイトルを獲得するが、1997年シーズン終了と共にルノーは再びF1から撤退する。

そして2000年、ルノーはベネトンを買収してフルコンストラクターとして復帰。2002年からルノーF1チームとして参戦し、2005年〜2006年にはフェルナンド・アロンソと共にコンストラクターとドライバーのダブル・タイトル2連覇を成し遂げている。しかし2009年末、ルノーはロータスを所有する投資企業ジェニー・キャピタルにチームを売却。その後もエンジン・サプライヤーとしてF1参戦活動を続けていた。特筆すべきはレッドブルへのエンジン供給で、4年連続でワールド・チャンピオンに輝くという偉業を成し遂げている。しかし、新しいV6ターボ・ハイブリッド・エンジンに変わった2014年シーズンから、ルノー・エンジンのパフォーマンス低下が指摘されることになる。

そして歴史は繰り返し、ルノーは現在ロータス F1チームの再買収を進めている。この動きによって、ロータスの名前は再びF1から消えてしまうだろう。かつて2つのロータスとしてジェニー・キャピタルと法廷闘争を繰り広げ、その後ケータハムに名称を変更してF1に参戦したが、今では消滅してしまったチーム・ロータスと同様だ。ルノーが一連の契約関係をクリアにした暁には、フェラーリやメルセデスといったライバル勢と同じように自前のエンジンを搭載するフルワークス・チームとして復活することになる。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー