ポルシェ、初の電気自動車「ミッションE」の市販化を決定! 2020年末までに発売予定
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ポルシェは、同社初となる100%電気自動車「ミッションE」のプロジェクトを推進することが12月4日(現地時間)、同社の監査役会で決定したと発表。この4人乗りEVセダンは2020年末までに発売される予定であるという。ポルシェAG監査役会会長のヴォルフガング・ポルシェ氏は「ミッションEによって我々はこのブランドの将来像をはっきりと示すことになります。激動する自動車の世界において、ポルシェは魅力的なスポーツカーの第一人者の地位を確保します」とコメントしている。

9月に開催されたフランクフルト・モーターショー 2015初公開された、ミッションEの長くて低い4ドア・セダン型ボディは、アルミニウム、スチール、カーボンファイバー強化樹脂などで構成されている。今年のル・マン24時間レースで優勝した「919ハイブリッド」とほぼ同じ2基の永久磁石同期モーターは合計600PSを超える最高出力を発揮。各ホイールへ自動でトルク配分をおこなうポルシェ・トルク・ベクトリングを備えた4輪駆動システムおよび4輪操舵を採用し、0-100km/h加速は3.5秒以下、1回のフル充電による航続距離は500kmを越えるという。さらに、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分を切るそうだ。車両フロア部に搭載されたリチウムイオンバッテリーは、800ボルトの急速充電システム「ポルシェ・ターボ・チャージング」を利用すれば、たったの15分で80%まで充電可能だ。

こうした最先端技術が実際に市販されるモデルにどれほど反映されるのかは今のところ不明だが、ミッションEの生産にあわせ、ドイツ・シュツットガルトのツッフェンハウゼン本社工場地域には7億ユーロ(約940億円)の投資が行われ、1,000人以上を新たに雇用する予定だという。今後数年間で、現在のエンジン工場を電気モーターの生産に対応できるよう拡張するほか、塗装工場と組立工場を新設、車体工場も拡大するそうだ。なお、気になる販売予定価格については、まだ何も発表されてない。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー