【レポート】マセラティとアルファ ロメオの新型モデル発売延期は、低迷する中国市場の影響?
アルファ ロメオの新型セダン「ジュリア」と、まだ名前の決まっていないアルファ ロメオ初のクロスオーバーSUVについて発売が延期されることは先日お伝えしたとおりだが、状況はさらに悪化しつつあるようだ。米金融情報メディア『Bloomberg』によればマセラティもスポーツクーペ「アルフィエーリ」のリリースが遅れており、それら全ての要因は中国にあるという。

ここ30年近い間に経済成長が鈍化しつつある不安定な中国市場の影響で、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)はそれらイタリア車の計画を見直さざるを得ない状況だと同誌は報じている。FCA内部の匿名の情報提供者によると、アルファ ロメオはクロスオーバーSUVや大型のセダンを含む、中国市場で売れそうなモデルよりも、欧州市場でより好調な「MiTo」や「ジュリエッタ」をアップデートして発売することを優先するように、方向転換しようとしていると言うのだ。

これは注目すべき情報だ。なぜならFCAのトップ、セルジオ・マルキオンネCEOの野心的な生産改革が計画通りに進んでいないことを意味するからだ。MiToのケースで言うと、同社としては元々計画していた通りに販売・製造を終了することを望んでいる。だが『Bloomberg』が伝えるところによれば、2016年以降には消えるはずだったそのクルマが、来年の中頃にアップデートを予定しているという話なのだ。

マセラティに関してはどうかと言うと、来年に予定されていたアルフィエーリの発売が延期になった以外は大した情報がない。その理由は、マセラティの優先順位が他のクルマに移ったためなのか、あるいはFCA内部で他ブランドに予算が移行したことによる単なる資金問題なのか、今のところ不明だ。


Maserati Alfieri Concept 360-Spin | 2015 NAIAS | Autoblog Short Cuts

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー