ロシアのコーチビルダーが、BMW「3シリーズ」をベースにレトロなクーペを製作!
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ロシアのコーチビルダーであるBilenkin Classic Carsは、レトロなロシアン・スタイルに仕上げた「Vintage」と呼ばれるモデルを発表した。そのベースとなっているのは、BMWのE92型5代目「3シリーズ」クーペ。外観は共産主義時代のクルマからインスピレーションを得ているが、インテリアはさらに風変わりな雰囲気に仕立てられている。

Bilenkinのウェブサイトによると、同社にはクラシックカーのレストア経験はあるが、このようなデザインを手掛けるのは初めてだという。そして完成したのが、この「Vintage」だ。フロント周りはBMWのキドニーグリルを見事に隠し、2つの大きなヘッドライトと低い位置に据えられたクロームバンパーはロシアのGAZ(ゴーリキー自動車工場)が作った昔の「ヴォルガ」からインスピレーションを得ているようだ。側面にはヘッドライト脇からドアハンドルを経てリアへと伸びる、絶妙な風合いと長さのクロームラインがアクセントを加えている。後ろから見ると両後輪の上に伸びた段差のあるフィンにテールライトが収まっており、おそらくこの角度から眺める姿が最高だろう。



エクステリアではビンテージなルックスとモダンな設計の融合に重点が置かれている一方、車内は乗員を贅沢な気分にさせる豪華な仕立てになっている。その一例が上の写真にある、ペイズリー柄の生地や青緑色のトリム、磨りガラスのようなシフトノブを採用したインテリアだ。これ以外にも、茶色のレザー、ウッドパネル、深紅のカーペットを組み合わせた、より伝統的な仕様も選べるらしい。

このVintageは11月に開催された2015年ドバイ国際モーターショーでデビューしたばかりだが、Bilenkinはこのクルマの機械的な部分にはあまり関わっていない。同社のサイトによると、彼らが目指したものは「優雅で気品のあるスタイルを、会社の信条である"純粋な運転する喜び"と共に具現化すること」であるという。このレトロなデザインは、その目標の前半部分を間違いなく達成しているが、後半部分を担っているのはおそらく、BMWではあるまいか。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー