米国のミシガン州警察(MSP)とロサンゼルス郡保安官事務所(LASD)が実施したテストで、今年もフォードのパトカーが高評価を獲得した。2016年型フォード「ポリス・インターセプター」が両機関の加速とラップタイムのテストで最高スコアを獲得。さらに、これまで日常業務向けとされていたモデルも追跡任務が可能というお墨付きを得た。

今年は、MSP、LASDともに、評価を車両の初期状態で行うことを規定した。つまり、トラクション・コントロールとスタビリティ・コントロールの両システムが作動した状態だ。フォードの広報担当クリス・テリー氏がAutoblogに語ったところによれば、同社の車両は元々そのように設計されており、このルール変更のおかげで評価結果が上がったという。LASDの0-60mph(約96.6km/h)加速テストでは、3.5リッターV6「エコブースト」エンジン搭載で4輪駆動の「インターセプター セダン」が5.8秒を記録。これに対し、より排気量が大きな他社製モデルを見ると、5.7リッターV8搭載で後輪駆動のダッジ「チャージャー」は6.6秒、6.0リッターV8を搭載する後輪駆動のシボレー「カプリス」は6.7秒だった。

MSPはテスト結果の速報値も公開しており(PDF)、フォードが2つの主要項目でトップだった。3.5リッター4輪駆動のインターセプター セダンは、平均ラップタイムが1:35.66と、5.7リッター・エンジンで4輪駆動のチャージャーの1:36.12を凌ぎ、0-60mph加速では6.17秒と、カプリスの6.26秒を上回った。

MSPのテストでは、ゼネラルモーターズ(GM)もいくつかの項目で最高スコアを獲得している。例えば、最高速度ではカプリスが唯一、155mph(約249km/h)を記録した。GMは「シボレーのすべての警察車両がどのテストでも非常に優れたパフォーマンスを発揮することが実証された」とコメントしている。

また両機関とも、フォード インターセプターの2.0リッター4気筒エコブースト・エンジン搭載モデルが、追跡任務にも使用できるだけの性能を有していると評価。フォードが2013年に発表した同車は、今年のLASDとMSPによる32周のラップテストに合格した。テリー氏によれば、今年このモデルに変更があったわけではないが、「今回、追跡任務用にも適合していることが認められた」そうだ。詳細については、プレスリリース(英語)をどうぞ。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー