ブガッティ、「ヴェイロン」の後継モデル「シロン」を来春のジュネーブ・モーターショーで公開すると予告
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大いに待ち望まれながらも、なかなか情報が公開されなかったブガッティ「ヴェイロン」の後継モデルが、遂にあと数か月でお披露目されることが分かった。ブガッティは11月30日、「シロン」と名付けられた新たなスーパーカーを、来春のジュネーブ・モーターショーで初公開すると発表した。

その仕様についてはまだ明かされていないが、シロンが技術を結集した世界最高のスーパーカーになることは間違いなく、ヴェイロンのために開発されたパッケージをさらに進化させたクルマになると高く期待されている。それはおそらく、ミドシップに搭載する8.0リッターW型16気筒エンジンに、今回はマイルド・ハイブリッド・システムのための電動ターボチャージャーをアシストに採用してターボ・ラグの解消を図り、最高出力は1,500馬力近くになるとみられている。カーボンファイバーをより広範囲に使用するなどで車両重量も軽くなり、0-100km/h加速は2.5秒以下、最高速度は288mph(約463km/h)に及ぶ見込みだ。しかし、同社が現時点で明言しているのは、「ブガッティ シロンは世界最強、最速にして、最も豪奢な唯一無二の市販スーパー・スポーツカーになる」ということだけである。

デザインは「ブガッティ ビジョン グランツーリスモ」コンセプトに類似しつつも、よりエレガントでレース性を抑えた仕上がりになると予想されている。ボディ・サイドのエア・インテークとグリーンハウス後部を取り巻く半円形のカーブが特徴となり、フロントエンドはシャープなヘッドライトが採用され角張った印象になるものの、象徴的な馬蹄形グリルは引き継がれることになりそうだ。

ネーミングも予想通り、第二次世界大戦以前に活躍したブガッティの伝説的なジェントルマン・ドライバー、ルイ・シロンに再びちなんだものとなった。シロンはモナコ・グランプリで優勝した唯一のモナコ人ドライバーで、戦前、戦後のGPの他、スパ24時間レースやラリー・モンテカルロでも優勝するなど、数々の輝かしい成績を残した人物だ。

ブガッティは以前、1999年のフランクフルト・モーターショーで発表したコンセプトカー「18/3シロン」で彼の名を使用している。同車はヴェイロンの前身となったモデルだが、より大型の18気筒エンジンを搭載していた。まさに相応しいその名前が今度、ヴェイロンの後続車として蘇ることになったのだ。プレスリリース(英語)には、ルイ・シロンの生涯と経歴の詳しい紹介と共に、彼の末裔であり、現在彼の伝記を執筆中のリディ・バール・シロンさんのインタビューも掲載されている。ギャラリーの画像と併せてチェックしてほしい。

By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー