マクラーレンのロン・デニスCEO、フェルナンド・アロンソの来季休養を示唆
マクラーレンに移籍してから、フェルナンド・アロンソの調子が悪い。マクラーレンは、もし調子が上がらなければ、このスペイン出身のドライバーを来シーズンは出場させないかもしれないという。少なくともF1のパドック内では、現在このような噂が広まっている。

噂の発端となったのは、マクラーレンのCEOであるロン・デニス氏の発言だ。レポーターに、アロンソの今後について聞かれると、デニスは「私はどんなことにも寛容だ。長期休暇なども含めて、いくつか熟慮すべきことがある」と答えたのだ。しかし基本的には、シーズン開幕前のテストで、マクラーレンとホンダが用意する来季用マシンが、どれほどのパフォーマンスを見せるかによって判断することになるようだ。もしそれが基準に満たない場合、アロンソは来シーズンのレースに参加できないということにもなりかねない。

アロンソはCEOの発言に困惑したようだが、無視することもできないだろう。英国と日本の共同チームが発足時の困難を乗り越えて良い結果を出すようになるまでは時間が掛かるので、前例のないことではあるが、フラストレーションを避けるために長期休暇を取ることになるかもしれない。アロンソは2003年からずっとレースに参加しており、GPを欠場したのは13年間のシーズンで2度だけ。1度目は、2005年にインディアナポリスで行われたアメリカGPで、抗議のためにミシュラン製タイヤを装着していた全チームが欠場した時。そして2度目は、今年の開幕戦であるオーストラリアGPで、シーズン前のテスト中に起きたクラッシュにより医師に安静を指示されている時だった。

これまで254のGPを戦ってきた中で、アロンソは32回の優勝と2度の世界チャンピオンを含め、97回も表彰台に上がってきた。しかし今シーズンに得点圏内でゴールしたのは、ハンガリーで5位に終わった1戦のみ。今年戦った18レース中、彼がリタイアしたのは合計7回だ。最終的なドライバーズ・ランキングは17位と、ミナルディ(現在のトロ・ロッソ)でF1デビューした2001年を除き、キャリアで最悪の結果に終わっている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー