独のパーツメーカーが2輪駆動でハイブリッドのBMWバイクを製作
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2輪駆動のオートバイは決して目新しいものではないが、最近ドイツのニッチに活躍している会社が、大メーカーのバイクをベースに2輪駆動化を実現する方法を編み出した。BMW用パーツを主に取り扱うアフターマーケット・ショップのワンダーリッヒは、BMW「R 1200 GS LC」の前輪に7.6kWのハブモーターを搭載した2輪駆動バイクを作り上げ、イタリア・ミラノで開催されたEICMA(国際モーターサイクルエキシビション)で発表した。

ワンダーリッヒが、電動バイクを専門とするイタリアの会社エボルトと開発したこの2輪駆動バイクは、ボクサー・エンジンが駆動する後輪を使わずに最高20km/hの速度で走行できるという。回生ブレーキから生み出された電気は、フロントノーズ下に搭載された小さなバッテリーパックに充電され、モーターによって前進だけでなく、最高3km/hの速度で後退も可能だ。ライダーはコックピットのトグルスイッチで駆動方向を転換することができる。ただし、前輪の駆動力がどのように制御されるのか、あるいは単にオンとオフを切り替えることしかできないのか、その辺りについては言及されていない。

車両重量は238kgで、許容積載量は212kg。前輪の動力がたったの7.6kW(約10ps)でも、これだけの総重量を動かすなら、路面状況が良い場合でさえ役立つだろうし、舗装されていない山道などの悪路では、天からの授かり物のように思えるだろう。BMWオーナーの中には、製品化に関する発表を待ち望んでいる人も多いのではないだろうか。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー