【レポート】トヨタが日本国内で161万台以上のタカタ製エアバッグ搭載車をリコール、欧州にも影響
トヨタは25日、インフレーターの不具合が明らかになっているタカタ製助手席用エアバッグを搭載する車両について、再びリコールを国土交通省に届け出た。対象となるのは「カローラ」や「ヴィッツ」を含む日本市場で扱われた22車種で、2004年1月から2005年12月の間に製造されたもの。日本国内で販売された対象車は161万台を超え、AP通信によればイタリア、イギリス、スペインなど欧州にも対象車があるという。今回リコール対象が拡大された不具合による事故は報告されていない。

AP通信の記事によれば、タカタ製エアバッグのインフレーターを搭載していることでリコール対象となったトヨタ車は、全世界で1,500万台に及ぶとのこと。また、米国内では合計300万台近くのトヨタ車がインフレーターの交換修理を必要とするという。

タカタ製のエアバッグは、インフレーターが暴発する不具合が見つかっており、これまでに8名の死者と100名以上の負傷者が出たと報告されている。米道路交通安全局(NHTSA)は、問題のエアバッグが米国内で1,920万台に合計2,340万個が搭載されている(うち約400万台は運転席、助手席双方に搭載されているため)とする最新の算出結果を発表。このエアバッグはガス発生剤として硝酸アンモニウムを使用しているが、専門家はこの薬品が長い間湿気にさらされたことで、作動時の燃焼で過剰な圧力が生じたのではないかと指摘している。タカタはこの不具合を長期間隠ぺいしており、米当局から同社の対応によっては最大2億ドル(約245億円)に達するという条件付きで、7,000万ドル(約86億円)の罰金を命じられた。

トヨタやマツダ、ホンダ、日産に加え、最近ではフォードも、今後はタカタによる硝酸アンモニウム使用のインフレーターを搭載しない決定を下した。また、三菱とスバルも同部品の使用中止を検討している。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー