【噂】フィアットとアバルトが「124スパイダー」でラリーに復帰...!?
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意外に思うかもしれないが、今から数年後に、アバルトがチューニングを手がけたフィアット「124スパイダー」が、泥まみれになってラリーステージを駆け巡る姿を我々は目にするかもしれない。サソリのエンブレムで知られるアバルトが、マツダ「MX-5 ミアータ(日本名:ロードスター)」をベースとする最近発表されたばかりのコンバーチブルで、世界ラリー選手権(WRC)に復帰するという噂を「同チューナーに近い関係筋」からの話として自動車情報サイト『PistonHeads』が伝えているのだ。このマシンは、現在コンパクト・ハッチバックに席巻されているWRCで、スポーツカー好きの人々の関心を取り戻すために新設されるカテゴリに向け、2017年から参戦を計画しているという。

既に目撃されているテスト車両を見ても、124スパイダーに市販モデルとしてのアバルト・バージョンが開発中である可能性は高い。フィアット 124スパイダーが搭載する1.4リッター直列4気筒ターボ・エンジンの最高出力は、欧州仕様では138hpだが、『PistonHeads』によるとアバル版では(北米向けフィアット 124スパイダーと同じ)160hpとなり、さらに高性能な190hp仕様と、そしてラリーカーのイメージを色濃く反映する200hp超という3タイプが用意されるという。1970年代に活躍したハイパフォーマンスな124スパイダーへのトリビュートとして、オプションでマットブラックのボンネットとハードトップを持つモデルも販売されるようだ。

だが、イタリア・トリノにあるフィアットのプレス部門は、米国版Autoblogの取材に対し、WRCへのエントリーは現段階で「ただの憶測に過ぎない」とし、「フィアットの124スパイダーがモータースポーツに参戦する計画はない」と回答している。

というわけで、今のところ『PistonHeads』の記事は眉唾物と言わざるを得ないが、しかし、まったく馬鹿げた考えというわけでもない。というのも、アバルト・ブランドのラリーカーは下位の競技クラスでは既に存在するし、彼らがWRCにエントリーするという噂は2009年2011年にもあった。なお、2017年のWRCには、トヨタ「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」や、これから発表予定のシトロエン新型車などが参戦に名乗りを上げている。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー