BMW、「M6 GT3」のアートカーを制作する2名のアーティストを選出
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BMWは1975年以来、アレクサンダー・カルダー氏の「3.0 CSL」やジェフ・クーンズ氏の「M3 GT2」など、数々の美しいアートカーをサーキットに送り出してきた。このシリーズが40周年を迎えたことを記念し、同社は新たな2台のアートカーを制作すると発表した。

今回のアートカーを制作することになったのは、中国人アーティストのツァオ・フェイ氏と、アメリカ人アーティストのジョン・バルデッサリ氏。2人のキャンバスとなるのは新型BMW「M6 GT3」だ。完成したマシンはコースを周回した後、2017年に博物館で展示されるという。

世界各国の博物館の館長やキュレーターで構成される審査員団によって選抜された両氏は、歴代18番目、19番目となるBMWのアートカーを制作する。 1978年生まれのツァオ氏は、BMWのアートカーを手掛けたアーティストの中では最も若い。彼女は制作にあたって、「加速するスピードを表現したい。 私が中国少年先鋒隊でランナーとして過ごした日々に求めた、駆け抜ける速さへの情熱を呼び覚ますこのコンセプトは、速さ、エネルギー、そして国をつなぐ複雑な現代の関係に深く結びついている」と、プレスリリースで作品内容に触れた発言をしている。

一方、1931年生まれのバルデッサリ氏は、アートカー制作アーティストの中で最高齢だ。「今回は私が手掛けた作品の中で、最速の芸術品となるだろう」と述べている。

BMWは、いずれのアートカーについても、どのレースに出場させるかをまだ確定していない。「1台か、もしくは両方が国際モータースポーツ協会 (IMSA)ウェザーテック・シリーズのレースに参戦する可能性があるが、まだ決定ではない。2017年にコース上でお披露目となるだろう」と広報担当のThomas Plucinsky氏は語っている。2人のアーティストは進行中のデザイン案があるようだが、まだ発表までは至らないという。

M6 GT3は、BMWによるカスタマー・チーム向けの最新レーシングカーだ。レース用に改良された4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボエンジンを搭載し、最高出力は585hp。6速シーケンシャル・ギアボックスを採用する。2016年にはアメリカで開催される「IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ」のGTD(GTデイトナ)クラスに参戦する予定だ。

新たなアート・カーの仕上がりに期待しながら、歴代の名作アート・カーを画像ギャラリーでご覧いただきたい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー