米ヴィクトリー、EICMAで「イグニッション・コンセプト」を披露
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"アメリカン・モーターサイクル"にこだわるオートバイ・メーカー、ヴィクトリー・モーターサイクルズが、イタリア・ミラノで開催中の「EICMA(国際モーターサイクルエキシビション)」に欧州製のカスタム・クルーザーを引っ提げて登場した。このコンセプト・バイク「ヴィクトリー・イグニション」は、スイスに拠点を置くドラッグ・レース・チャンピオンのウルス・エルバッハー氏と、彼の「Fat Attack Custom Bikes AG」社とのコラボレーションによって誕生したものだ。

このイグニッション・コンセプトに搭載された1,200ccの60°V型2気筒エンジンは、ヴィクトリー社が今年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦するために開発した「Project 156」のエンジンがベースになっている。キャストアルミ製フレームに積まれたその姿は、いつでも市販できそうな雰囲気だ。このエンジンは2016年に販売が開始される同社の新しいモデル・レンジに搭載される予定で、水冷、4バルブピストン、DOHCなどのパフォーマンスに重点をスポーツ・バイクのような最新テクノロジーが、クルーザーのエンジンに採用されることになる。

エルバッハー氏のチームは、このエンジンに特製ヘッダー・パイプとアクラポビッチ製のマフラーを組み合わせた。フルアジャスタブル・サスペンションのフォークはマルゾッキ製、リアショックアブソーバーにはオーリンズ製のものが使われている。前後の17インチ・アロイホイールにメッツラー社の「Racetec Interact」タイヤを装着し、フロントブレーキはブレンボ製。しかし、それ以外のアクセサリーは全てこのコンセプト・バイクのために製作されたものである。

こうして完成した姿は、カスタム・クルーザーでありながら、レーシング・バイクの要素が混じり合い、ご覧の通りかなりヤバイ。とはいえ、最も期待したいのは、ポラリス社のクルーザー・ブランドであるヴィクトリーが、来年から生産を開始するこのエンジンでどのようなバイクを作り出していくかだろう。まずは、このイグニション・コンセプトの姿をギャラリーの画像でじっくりご覧いただこう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー