【LAオートショー2015】会場で最もセクシー! 新型アルファロメオ「ジュリア」
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人気アニメ『ザ・シンプソンズ』に登場するセリフでこんな言葉がある。「現実より、思い出より、甘美なもの。それは期待だ!」。これは新型アルファ ロメオ「ジュリア クアドリフォリオ」のことを言っているのかもしれない。先日お伝えした通り、アルファロメオの親会社であるフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、この新しい高性能セダンの欧州販売開始を当初より6カ月ほど延期した。2017年に米国で発売されるまで、さらに待たなければならない。

美しいジュリアの最上位モデルが発売延期になるなんて残念な話だが、現在開催されているLAオートショーの会場でセクシーなその姿を拝むことが出来た。このジュリア クアドリフォリオは、フェラーリのエンジニアたちと共同で開発した「ジョルジオ」と呼ばれる新しい後輪駆動車用プラットフォームに、2.9リッターV型6気筒ツインターボを搭載。フェラーリで製造されるというこのエンジンは、アルファ ロメオ史上最強の最高出力505hpを誇り、2,500~5,000rpmというワイドな回転域で61.3kgmもの最大トルクを発生する。このパワーがショート・ストロークの6速マニュアルトランスミッションとカーボンファイバー製ドライブシャフトを通して、19インチ・ホイールを履く後輪に伝えられ、0-100km/hを3.9秒で加速、最高速度は307km/hに達し、ニュルブルクリンク北コースを7分39秒でラップすると発表されている。

また、ジュリア クアドリフォリオは、2個の電動アクチュエータによって制御されるアクティブエアロフロント・スプリッターや、カーボンァイバー製リアスポイラー、トルク・ベクトリング・リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、アダプティブ・ダンピングなど多くの電子制御デバイスを搭載する。ブレンボ製のブレーキは4ポットキャリパーと鉄製ローターの組み合わせが標準だが、オプションでカーボンセラミック製ローターとフロントに6ピストン・キャリパーも選べる。ボンネットとルーフはカーボンファイバー製、ドアやフェンダーなど広範囲にアルミニウムを使用することで軽量化に成功。"ほぼ50:50の前後重量配分"を実現したという。スロットル開度が小さい場合、走行状況に応じてシリンダー・ディアクティベーション機構が働き、6気筒のうち3気筒を休止させて燃料消費を抑えてくれる。

最上位のクアドリフォリオが発売された後には、いくつかの下位モデルも追加される予定で、エントリー・モデルは276hpを発揮する2.0リッター直列4気筒ターボ・エンジンを搭載するという。後輪駆動の他に4輪駆動モデルも設定されるそうだ。インテリアのオプションは豊富で、様々な素材やカラー、ステッチから選べる。こだわりの強い本格派には、スパルコ製レーシングシートも用意される。

ジュリア クアドリフォリオの米国における販売価格は「70,000ドル(約860万円)程度」と発表されている。美しく、しかも速いクルマは決して安くはないのだ。日本でも実車が見られる日を待ちながら、まずはLAオートショーで撮影して来た写真と、アルファ ロメオの公式画像を、ダブルでお楽しみいただきたい。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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