ドイツ・インゴルシュタット検察、排出ガス不正問題でアウディの捜査を開始
ドイツ・ブラウンシュヴァイク市の検察当局は、フォルクスワーゲン(VW)の排出ガス不正問題をめぐり何週間にも及ぶ捜査を行っているが、新たにインゴルシュタット検察も、VWグループのアウディを対象に同問題の捜査に乗り出すことになった。米金融情報サービス『ブルームバーグ』の記事によれば、事件の調査を求める複数の告発状が当局に寄せられ、その中の1通がアウディからのものだったという。

インゴルシュタット検察が捜査対象とするのは、排出ガスに関する責任を持つアウディの関係者だが、まだ個別の容疑者を特定する段階には至っていないようだ。ドイツでは最終的にこれらの捜査が統合される可能性もあるが、今のところはインゴルシュタット検察が独自に調べを進めていく。同検察はブルームバーグに対し、「ブラウンシュヴァイク検察はフォルクスワーゲンに関する事項を捜査しており、アウディ関連の捜査は当検察が担当するように要請された」と述べている。
VWグループ製の排出ガス不正ソフトウェアが搭載されているアウディの4気筒ディーゼル車は、世界で210万台が販売されており、米国内にある対象車はそのうち1万3,000から1万4,000台と推定されている。また、EPA(米国環境保護庁)は最近新たに米国で販売された3.0リッターV型6気筒ディーゼル・エンジン搭載車に対しても違反を通告しており、アウディは対象車の販売停止に応じた

さらに、VWグループが欧州で販売した車両で、二酸化炭素(CO2)排出量について不正を行っていた問題でも、アウディのモデルが対象に含まれていると報じられている。この問題では、VW開発部門のエンジニアたちが、求められていた排出量削減を達成しているように見せ掛けるため、検査時に不正を行ったことを認めている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー