Ford EXPLORER
フォードというブランドの響きから、どんな世界を想像するのだろうか?
フォード=アメリカン、フォード=エスクプローラー、フォード=F150。そこからイメージするのは、荒涼とした砂漠での圧倒的な走破性。もしくはフォード=マスタングからくる、マッスルスポーツが代表的な印象だろう。かくいう僕も、フォードにはそういった力強い"乗りもの"という思いを抱いている。
それが証拠に、日本のマーケットを見ると、フォード・ジャパンが販売する正規輸入モデルの約3分の1を、エクスプローラーが占めているという。フォード=エスクプローラーは、日本人の心の中に刷り込まれているのである。

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さらに想像を拡げれば、フォード=エクスプローラー=無骨となる。頼もしさと言いかえてもいい。道なき荒地を踏破するタフなボディ、ビックボアによる力強い登坂力、まさにアメリカンなビックダディ。ちょっと意地悪に言えば、洗練や環境性よりも、筋骨隆々なマッチョが一般的なイメージなのだろう。

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ただし、久しぶりにエスクプローラーをドライブして、毛色の変化を再認識した次第。

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エクステリアデザインに筆を入れたほか、これまでラインナップされていたV型6気筒と直列4気筒2リッターターボエンジンのその2リッター仕様を、2.3リッター EcoBoost™(エコブースト)ターボへと進化させたのが特徴だ。

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エクステリアデザインのコンセプトは「Rugged」である。それは「力強さ」と和訳することができるし、「ゴツゴツした」という意味合いも含まれる。そんなだから走りもすべてにおいてRuggedなのかと覚悟していたら、まずその静粛性に驚かされた。

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排気系からボディにまで静粛性のための細工が行き届いており、ハッとするほど質感が高まったことを確認。

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ボディデザインは、高速域で効果が表れるであろう空力的処理でもある。
エアカーテンと呼ばれるそれは、フロントサイドから走行風を取り入れ、それをあらためてサイドに流すことで、優れた空力的効果を生むという。あらあらエスクプローラーは、=無骨とは背を向けながら進化していたことが驚きだった。
 
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エンジンの環境性能も高い。排気量が300ccスープアップされた。といっても、世界的な潮流のひとつであるダウンサイジングターボである。さすがに2トンを越える体躯を考えれば、大声で燃費を語るのははばかれるものの、かつてのガソリンがぶ飲みタイプではなさそうだ。

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一方で、261psを発揮するエンジンは、2トンを越えるホディをストレスなく加速させる。ターボラグは少なくないが、力強い。洗練との代償にタフさを捨てたわけではなく、あくまでエクスプローラーらしさをキープしつつも、そこに洗練や環境といった塩コショウを含み、巧みな指さばきで効かせているのだ。

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細かいところでは、スマートキーレスエントリーには、バンパーの下側を足先でキックするだけでリアゲートの開閉可能なハンズフリー機能を盛り込むなどで快適性を高めながら、一方で、リアビューカメラには、ウオッシャー機能を組み込んでいる。

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どちらも快適性能には違いないが、一方はアーバンユースで重宝する機能であり、一方は、泥濘地を踏破するようなクロスカントリーで生かされる装備である。というように、快適性と力強さをバランス良く同居させているのだ。
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冒頭でイメージした「フォード=タフ」がエクスプローラーの魅力であることに違いはない。その味は確実に踏襲している。

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だが、そのイメージに背を向けてきた食わず嫌いは、ちょっと改めたほうがいいかもしれない。都会を闊歩することの抵抗感が薄らいでいる。左右にワイドで、圧倒的な高い視点から街中を眺めながら、あらためてエクスプローラーの魅力を感じた。

■フォードジャパン 公式サイト
https://www.ford.co.jp


■フォード エクスプローラー 公式サイト
http://touch.ford.co.jp/suvs/new-explorer