マノー・マルシャF1チーム、来季レーシングディレクターにデイブ・ライアンを起用
マノー・マルシャF1チームは、来シーズンに向けてチーム再編に動き出している。最近では、パワーユニットをフェラーリ製からメルセデス製に変え、新たにウィリアムズと技術提携を結んだことを発表。さらに今回、チームの再編が上層部にも及ぶことが明らかになった。

来季、マノーがレーシング・ディレクターとして新たに迎えるのは、デイブ・ライアン氏だ。彼は長年マクラーレンのスポーティング・ディレクターを務めていた人物で、2009年にチームを離脱後、GTのレーシングチームを運営していた。彼が新たな役職でどのような責務を担うのか定かではないが、ライアン氏の加入はチームの現トップであるジョン・ブースとグレアム・ロードンの両氏がチームを去ることを意味している。

ブース氏とロードン氏のチーム離脱により、ライアン氏がチームを取り仕切り、オーナーのスティーブン・フィッツパトリック氏が今まで以上に積極的に関わるものと思われる。モータースポーツ情報サイト『Motorsport.com』が伝えるところでは、つい先日レースからの引退を表明したアレックス・ブルツ選手にチーム代表就任のオファーがあったという。これに対しブルツ選手は、モーターレース界での活動を続ける意向を示したが、彼がマノーのオファーを受ける可能性については未知数だ。

マノーは、2010年にヴァージン・レーシングとしてF1に参戦。ロシアの自動車会社であるマルシャ・モーターズがチームの株式を取得したことにより、マルシャと名称が変わった。参戦当初はコスワース製V8エンジンを、2014年のレギュレーション改定からフェラーリ製パワーユニットを採用していた。昨今のパワーユニットや技術提携先、人事の変更についての発表は、チームが来季もグリッドに留まることを示しているが、肝心な2016年シーズンのドライバーについては、今のところ公式発表はない。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー