マクラーレンのデザイナー、フランク・ステファンソンが手掛けた美しい電気ボート
マクラーレンのデザイン・ディレクターを務めるフランク・ステファンソン氏は、陸上用のみならず、水上用の乗り物でも、同じくらい素晴らしいデザインが創り出せることを証明した。BMW「MINI」「フィアット500」「フェラーリ F430」「マクラーレン 650S」などを手掛けた同氏は今回、自身がデザインした60年代を思わせる流麗な木製ボートに乗り込んだ。

ステファンソン氏がこれまでにデザインした化石燃料を必要とするクルマとは異なり、この31フィート(約9m)のボートはバルタ社製12ボルト船舶用バッテリー8個によって、"魚雷型"の4.2kW電気ポッドモーターを動かす。バッテリーは14.7kWhまで蓄電できるので、英国ヘンリーオンテムズにある同氏の自宅からコッツウォルズまで、往復10時間のクルージングを十分楽しむことができる。川沿いには充電スポットが複数設置されているため、電池切れの心配も無用とのこと。加えて、川上を旅する利点は、浮かんでいるだけで少なくとも一方向に進めるということだ。

船体はアフリカとブラジル産のローズウッドとマホガニーを組み合わせて製作されている。組み立て時に15層のラッカーが塗装され、毎年5層ずつ上塗りされていったため、現時点では35層の保護コーティング剤が船体を輝かせている。船首にはステファンソン氏の本職である自動車デザインと、ボートの「過ぎ去った時代」というテーマを感じさせる、1932年型キャデラックのマーメイド型ボンネット・マスコットが取り付けられているが、これは彼自身がオークション・サイトのeBayで手に入れたものだとか。

このステファンソン氏が手掛けたボートに関する詳細や彼の経歴などについては、自動車情報サイト『The Drive』の記事で読むことが出来る。もっと現代的なスーパーカーを直接感じさせる電気ボートがお好みなら、メルセデス・ベンツの高性能車部門AMGが手掛けた「シガレット AMG エレクトリック・ドライブ・コンセプト」をチェックしてみて欲しい。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー