ジャガー「F-PACE」の宙返り走行や、トヨタ「86」による144kmの連続ドリフト走行など、ギネス世界記録の達成は壮大なショーになることが多い。しかし、非常にシンプルな乗り物でも息を呑むようなスタントを披露し、世界記録を打ち立てることも充分可能であると証明された。インド南東部のチェンナイに住むJagathish M氏は、自ら運転する三輪タクシー(トゥクトゥク)を80km/hまで加速したあと重心を移動させ、左後輪を浮き上がらせる。この状態で数十メートルも走れば見ている人は驚くに違いないが、彼はこの2輪走行をなんと2.2kmにもわたってやってのけ、世界記録を樹立したのである。

Jagathish M氏は以前、インドのテレビ番組でこの記録に挑戦しており、今回は最低1kmを2輪走行すれば記録樹立となったのだが、最終的にその2倍以上の距離を走り抜け、最新版の「ギネス世界記録2016」にその名を残すこととなった。映像では、写真撮影のために彼がその技を実演する様子などが映っているが、何と言っても目を引くのは2輪走行時にバランスを保つため、絶えず操作するその絶妙なハンドルさばきだろう。いつか、世界最速ウイリー記録保持者のゲイリー・ロスウェル氏と一緒に、それぞれ高速と低速で車両コントロールの腕前を披露する、そんな企画も見てみたい。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー