FIAがニュルブルクリンクの安全性向上を認め、スピード規制解除へ
国際自動車連盟(FIA)に提出していた改修計画が認められ、ニュルブルクリンク北コースのスピード規制が来年から解除されることになった。FIAのモータースポーツ部門はこの歴史的なコースに対し、今後3年間のサーキット承認の更新も許可している。

2016年のレーシングシーズン開幕までに、このコースを所有運営するカプリコーン・ニュルブルクリンクGmbH(CNG)は、安全性向上のための7つの改修を実施することになっている。大半はフェンスの増設や特定の場所にあるガードレールの移動だが、Quiddelbacher Höhe(クヴィッデルバッハー・ヘーエ)とFlugplatz(フルークプラッツ)の区間にある約500mに及ぶ路面のバンプを取り除いて平滑にする大掛かりな修正工事を行う。また、Schwedenkreuz(シュヴェーデンクロイツ)区間の一部にフェンスが設置され、観客からはコースが見えなくなるとのこと。この改修によって「北コースの独自性は損なわれない」とカールステン・シューマッハ代表は約束している。

北コースは今後さらに改修が進められる予定だ。CNGは、2019年までに3段階の計画を経て、コースの更なる改善を果たすことをFIAと合意したと発表しているが、具体的な内容は明かしていない。

北コースの速度規制は、今年3月に行われたVLN(ニュルブルクリンク耐久選手権シリーズ)の決勝レースで起こった死傷事故の影響で導入された。規制対象は年内に行われる24時間レースだったが、のちに自動車メーカーが行う走行テストにまで拡大した。この規制により、ラップタイムの新記録樹立が実質的に不可能な状態となっていた。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー